2013Jリーグ ディビジョン1 最終節 対川崎フロンターレ戦 | 大手町デイズ

2013Jリーグ ディビジョン1 最終節 対川崎フロンターレ戦

F・マリノス 0 - 1 川崎
大手町デイズ-131208

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新潟戦、そしてこの川崎戦、どちらか一つに勝てばリーグ優勝という
千載一遇のチャンスを取りこぼし、手のひらに乗っかったかにみえたタイトルは
するすると離れていってしまいました。

ハーフタイムに他会場結果で広島の優勢を把握しただけで
あとは気にしせず目の前で繰り広げられている戦い全力を注ぎました。
だから負けたあと川崎がACLの出場権を得たというアナウンスを聞いて
ようやく事態を把握した次第であります。

スタメンの11人を固定し、
そのスタメンのベテラン勢がほとんど離脱することなく稼働し、
マリノスが負けると、他の上位チームも負ける……
そして残り2試合で優勝に王手。
こんな信じられないことが重なるほど運が味方してくれたのがマリノスの2013年。

勝負事は実力だけではなくて運も大事な要素だと思うのです。
その点今年のマリノスは恵まれていた。
でも最後の最後でストックのラッキーがすっからかんになって
「実力でやってごらん」って状況でチーム全体の力の差が出たのかなって気がします。
「コイツはスタメンでもおかしくないのにベンチにいる」って選手がいるくらい
実力の拮抗した選手がいる競争の激しいチームじゃないと年間を通じて勝ち続けられるのは
難しいのかなって思った。

試合が終わって口に出たのが「またダメだった」でした。
「ひぐらしのなく頃に」の古手梨花を思い出しました。
カップ戦も含めればほぼ毎年準決勝まで進出しては敗れ、
今年のリーグ戦では決勝戦が2回与えられているような状況で今年初の連敗。
これでもダメなのか……。
次はどんなチャンスがやってくればモノにできるんだろうって。

強いマリノスが見たいんじゃなくてマリノスが好きだから応援しているんだって
意見もあってそれはその通りだなって思うんだけど、
僕はマリノスは強いチームであるべきだと思うんです。
胸についた三つの星を強調し、試合前に「プライドにかけて勝利をつかもう」って歌うチームが
勝利への執着心を捨ててはいけないと思うのです。
プライドっていうのは日産自動車時代から積み上げて来たタイトルに裏付けされたものなのではないでしょうか。

泣き崩れる俊輔選手を見て「また来年頑張ろう」なんて言えなかった。
たぶん彼は今年に賭けていたと思う。
他のベテラン勢もそう。
ギリギリのところでコンディションを調整してシーズンを過ごしていたのではないだろうか。
だからまた少し休んでもう1回同じことをやろうって言えなかった。

来年になればチーム編成は主力にも変化があろうだろう。
このチームで燃え尽きた選手、新たな挑戦を求める選手は去るかもしれない。
だとしたらこのチームでタイトルを賭けることができるのは天皇杯だけ。
正直リーグが取れれば天皇杯なんてどうでもいいと思っていました。
でも、今はこれしかチャンスがない。

その反面、簡単に頑張れって言えない自分もいるんですよ。
しばらくは気持ちがバラバラのまま過ごすことになりそうです。