吉:さて、アルフィーの三人は趣味っていうものはあるんですかね?例えば僕は南国の植物が大好きで、ハイビスカスやブーゲンビリアをいとおしみながら、イエローキャブ系の写真集の上に乗って喜んでます。



坂:僕には色んな趣味があるのは有名ですが、実は本当の趣味は桜井なんです。ひそかに横目で楽しんでます。楽屋の筋トレ、キャッチボール、スーツの裏地の柄。



桜:初めて告白しますけど、僕の趣味は高見沢なんです。長い髪にリンスもしてみたいし、なんといっても白い肌。



高:ありがとう。僕も桜井の濃いひげを素敵だと思っていましたよ。それでは僕の趣味もここで告白しましょう。僕の趣味は僕らの歌を見つけてくれた目の前のファンのみんなです。



吉:なんて嫌な奴なんだ、高見沢君。なんて気持ち悪い趣味なんだ、坂崎君、桜井君。アルフィーの真実がこの歌の中で見えてきましたか?ではそろそろお別れのメッセージをどうぞ。



坂:長々と歌ってまいりましたが、皆さん。結局僕は何が言いたかったというと、僕が何を一番見たかったかというと、それは桜井の坊主頭。



桜:心配しないで。幸之助ちゃん。髪は長い友達のはずなのに、僕の場合、意外と短い友達みたい。遅かれ早かれ見られるよ、坊主頭。



高:そんなこと言うなよ。桜井賢ちゃん。無くなったら僕の髪を半分あげるからね。アルフィーは君の声でもっているんだよ。自然に坊主になっても是非、乗っけないで歌っていてください。それにしても拓郎さん、元気になられてホントに良かったです。入院されて少しは謙虚になったと聞いたのですが、この間飲んだら全く変わっていない拓郎さんでした。やっぱり謙虚なんて言葉なんて全然似合わない。いつまでもそのままでいてください拓郎さん。



吉:さようならこちら(サヨナラこちら)。さようならあちら(サヨナラあちら)。お幸せにあなた(お幸せにあなた)。長生きしてね。さようならこちら(サヨナラこちら)。さようならあちら(サヨナラあちら)。お幸せにあなた(お幸せにあなた)。長生きしてね。



以上です。こんな32分もの大作(笑)をやってのけられるのもフォーク村ならではですね。で、実際の曲を聞いてみたい方はこちら。





坂:そうこうしてる内に僕らも少しずつ芽が出始め、会社の待遇も良くなってきました。あとは「ヒット曲をどう作るか」ということで、あの地獄のミーティングが始まるのです。

桜:事務所の社長はあの「スパイダース」のドラム田辺さん。小さい頃は優しそうな顔で憧れてたけど、見ると聞くでは大違い。あんな厳しい人は他にいません。

高:「タコ!」「ちょうちん!」と会議で田辺社長に言われ続け、僕はある朝、タコになっていました。行き場のないタコ壷のような会議室の中で、本当に明石のたこ焼きになってしまいました。

吉:そういえば君たちのその後の新しいオフィス。新しい社長さんの下で君たちも頑張ってきましたよね。あぁ、そうだ。今の関口社長さんも昔はやっぱりつるんとした「タコ」って呼ばれていました。

坂:おかげさまで「メリーアン」が何とかチャートインし、ライブツアーも毎年できるようになって、「歌では売れない」と言われた僕らも成長しました。そしてあの覆面バンド「ビートボーイズ」も成長し続けていたのです。

桜:おっ!思い出した。「ビートボーイズ」は踊るグループです。俺たしかリーダーだった!でもリーダーらしいこと一度もしていないし、やっぱり発言力無かったし・・・

高:そういえばあのグループの踊りを見たことが原因で拓郎さんは病気になったんだという衝撃的なメールを僕はもらいましたが、それは本当なんでしょうか?

吉:三人で踊るなんて君達は血迷ってしまったのかと思って、「日本のバンドももう終わりなんだな」と僕は泣きました。必死になって踊っているあなた達を見ていると、「あぁ。ジャニーズの連中ってホントに若くて美しい」と思いました。

坂:あの「LOVELOVE愛してる」に誘ってくれてありがとうございました。一緒に仕事ができるなんて夢のようでした。でも、そういう時は企画の段階で声を掛けてくださいね。新聞発表で自分の名前を見た時、唖然としました。

高:ある日、拓郎さんから長い長い手紙が届きました。「テレビを一緒にやらないか」というお誘いでした。「君こそテレビ向きだ」と説得されて、「僕に任せろ」と言われましたが、始まった途端、全部任されてしまいました。

桜:大変だったことは分かるけど、結構長く番組続きましたよね。坂崎もLOVELOVEでレギュラー。僕は待てど暮らせど、拓郎さんから連絡一度もありません。

ようやく終わりが見えてきました・・・
坂:そういえば、僕らが初めてきちんと拓郎さんとお会いしたのは、例の覆面バンドが「オールナイトニッポン」に呼ばれた時でしたね。『人間なんて』を『manなんて』と訳す謎のバンド。夜中に4人で大笑いしているだけの番組でした。

桜:その後。真夜中だというのに、横浜の自宅にお邪魔しましたね。白いピアノをかたどった豪邸だったらしいのですが、暗くてよく分かりませんでした。そういえばあそこにいた拓郎さんの奥様は『せんせい』で有名な森昌子さんでしたよね?

坂:違うよ、桜井。あれは『夢は夜ひらく』の藤圭子さんでしょ?

高:いやいや、あの方こそが『赤い風船』で有名な浅田美代子さんですよ。

吉:参ったなぁ。もう人の奥さんを勝手に変えるなよ。そういえばあの時、高見沢君は美代子さんの作ったカニの爪を揚げたのが妙に気に入ったみたいで、帰るまでずっとカニとじゃんけんしてましたね。

坂:そうなんですよ、拓郎さん。高見沢はずっとカニ相手にパーを出していました。その横で桜井は普段はあまり飲まない酒をここぞとばかりずっと飲み続けてました。

桜:おぉ、そうなんです。普段飲めないお酒をたくさん飲んでいました。一つ気になったのは美代子さんの不機嫌な視線。まさかそれがあのような悲惨な結末になったのでしょうか?僕らが原因であの家を取られたんでしょうか?

高:それがきっかけで拓郎さんと共演することになりました。あの恐怖の大阪球場でした。始まる前からホテルの部屋で酒盛り大会。出る前から僕はベロベロ。はっきり言って迷惑でした。

吉:君たちだけじゃありません。僕だってベロンベロン。楽屋で八神純子さんとご挨拶をして、「あ、八神です。よろしくお願いします。」と言われて、「あ、拓郎です」と言いながら「オェ~!!」

歌詞的にキリが良いところなので、今日はこの辺で。