ひまつぶしフォト散歩 -14ページ目

ひまつぶしフォト散歩

カメラを持ってテクテク散歩、ときどき旅行と音楽

味の素スタジアムから調布飛行場辺りを歩いてみようと思って、京王線飛田給駅まで来た。

初めて降りる駅は何時もながらワクワクするものだ。

 

飛田給駅北口から甲州街道(国道20号線)に架かる横断歩道橋を渡ると、味の素スタジアムがある。

その横断歩道橋の上から甲州街道を見下ろすと、延々と続く黄色く染まったイチョウ並木の先に奥多摩の山々が見え、遠近法で描かれた絵画のようでしばし見入る。

 

歩道橋を渡り道路に下りると、1964年に開催された東京オリンピックマラソン競技折り返し点の記念碑が建っていた。

代々木の旧国立競技場からここまでの距離を想像すると、マラソン競技の過酷さが実感でき、とても自分に無理だなと感じる。(当たり前だけど)

 

甲州街道から左に曲がり運動公園の中をブラブラ歩いていると、突然爆音が響き上空を見上げると飛行機が飛び立って行くところで、少し歩いて行くと一気に視界が開けフェンス越に滑走路が見えてきた。

エプロンに駐機する飛行機を横目に、たまには旅に出たいなと思いつつ、正面ゲートの先を右斜め方向に曲がっていくと川の堤に出た。

 

スマホの地図アプリで確認すると、その川は野川(一級河川)だということが直ぐにわかり、迷った挙句に上流に向かって歩いて行くと、左手に水車小屋(大沢の里水車経営農家)が現れた。

どうせ見せ掛けの水車小屋だろうと期待せず入ってみたが(入場料200円)、実際に精米や製粉に使われていた施設で、ほとんどの部品が木で造られた機械は実にメカニックで、元機械設計屋だった私にとっては興味深いものだった。

 

見学が終わり出ようとすると、係の人が対岸に江戸時代からワサビ田を経営してきた箕輪家の母屋(明治35年築)があることを教えてくれた。

今では信じられないことだが、昔この辺りでは国分寺崖線から湧き出る豊富な水を利用してワサビを栽培していたそうな。

成る程そういうことだったのか、と、合点がいった。

 

そろそろ帰らなくてはと思い、スマホの地図アプリで最寄りの駅を調べると、手前の人見街道を直進すれば西武多摩川線多磨駅に行けそうだ。

野川に架かる「みかりのばし」を渡って直ぐに龍源寺という寺院があり、その脇に「史跡近藤勇墓所」と書かれた石碑が目に止まった。

どうやらここ龍源寺に近藤勇が眠っているらしく、早速境内に入り手を合わす。

 

さらに多磨駅に向かって歩いて行くと、今度は道端に小さな祠堂があり、その横に近藤勇生家跡と書かれた説明板が掲げられている。

ほ~近藤勇はここで生まれ育ったのか、と、辺りをまじまじ見渡す。

てっきり日野市あたりで育ったものとばかり思っていた。

 

今日は水車小屋やワサビ農家そして近藤勇のお墓や生家跡にしろ、偶然の巡り合わせがあって有意義な散歩になったな、と、思いながら歩いていたらいつの間にか多磨駅に着いてしまった。