初めてイチゴ狩りを体験した。
本来、狩りと言うと野生の獣や鳥を獲ることで、イチゴ狩りの場合はイチゴ摘み、或いはイチゴの収穫と呼んだ方が適切かも知れない。
狩猟の経験なんて勿論ないが、あえて言えば、昔子供を連れて行った潮干狩りなんかは多少イノシシ狩りの興奮と共通するのかも知れない。・・・・・・・いえないかな?
周りの人が自分より沢山採っていれば「なにくそ」と焦るし、夢中になり過ぎて、潮が満ちて戻れなくなってしまったなんていう話もよく聞く。
それだけ人間が持つ狩猟本能を呼び起こすのだろう。
その点、イチゴ狩りは至って平和的な狩りである。
何しろ真っ赤に熟した、食べごろのイチゴが目の前にぶら下がっているので、血眼になって探す必要もなく、気持ちは鷹揚になり大らかになれる。
そんなゆとりを持って摘み取ったイチゴを口に頬張ると、その味は思っていた以上にジューシーで甘い味がした。
