ピスチェ・アームストロングの人々 -16ページ目

ピスチェ・アームストロングの人々

一人 電車で 読むのが おすすめ と聞きました。

僕の お父さんは 無口で 大人しい。



休日は、いつも 一人黙々と ガーデニングをしています。



だが、先日 ちょっとした 騒ぎがあった。




ドナさん「お父さん。  隣の家の 奥さんがね。  

        ウチの庭の木が 塀を越えて 

          邪魔になってきたから

            木を 切ってって 言ってるわよ。」



 

お父さん「なんだとぉ!!  隣の家の木も 塀を 越えて

          こっちの家に 入ってきてるじゃないか!!」

        



お父さんが、めずらしく 突然キレた。




これには、ドナさんも 僕もビックリした。



本当に 大人しい人だから。




お父さん「アタマきた!!  隣の家に いってくる!!!」



お父さんは 近くにあった ノコギリを 握りしめて 

家を飛び出しました。



僕「えぇ~・・・・すごい 怖い顔してたよ。」



ドナさん「ピスチェ!!  お父さんを 止めてきて!! 

        殺人事件になる!!!」



僕「わかった!!!」




僕は、お父さんを 追いかけ 家を出た。




・・・・・




お父さんは。。。飛び出している 木の枝を 

          隣の家から 切っていました。 

          自分の家の木の枝だけ。

          

          




いってくる って



隣の家に、文句を言いにじゃなくって。



行ってくるだったのね。




そうだろうね。。。



なんせ、すごく無口で 大人しい 平和主義者だからね。






ある日 そんな、お父さんに 夜中 居酒屋へ 呼び出された。



これまた めずらしい。




お父さん「ピスチェ 元気か?」



僕「な・・なに?  どうしたの? 何かあったの?」




お父さん「ピスチェ 元気かなぁーって。

        たまには、こうして 話でも、しようかなと。」




僕「お父さんと、お酒呑むなんて、初めてだね♪  

    僕も 大人になったんだなぁ。。」




お父さん「そうだな・・・」



僕「そうだ! 立派な大人になった 証拠に 

    僕 名刺 もってるんだよ♪ ホラ。」



お父さん「そうか・・・」




あいかわらず 大人しい リアクション。


僕「お父さんの 名刺も 見せてよ♪」



お父さん「あぁ。」




お父さんが 財布から 名刺を 出そうとした。




僕「ちょっと まったぁぁ!!!  

    その財布の まるい  膨らみは??

     コンドームじゃん!!  

       なんで そんなの 持ってるのさ。」





お父さん「・・・・お守りだ。」





僕「・・・・中学生か。」




お父さん「お父さんはな・・・お母さんが 大好きなんだ。」




僕「なんだ、 その恥ずかしい 告白は。」






浮気しても、お母さんが 大好きと 言っているのだろうか?


はたまた、 お母さんと 使ってる と言いたいのだろうか・・・




・・・気持ち悪いから。  見なかった事にする。




お父さんが 浮気できるような 人じゃない事は わかってます。



本当に お守りになるって 思ってる

 確立が 実は 一番 高い。








後日 実家にて。







ドナさん「ピスチェ 見て コレ!!  

       このあいだ お父さんが こんなパンツ履いて 

         帰ってきたのよ!!」




僕「うは♪」




ドナさんが お父さんの 白いブリーフを 広げてみせた。




その 白いブリーフの お尻に 黒いマジックで



【さる】  と デカデカ 書かれてあった。





僕「お父さん!! これ何??」




お父さん「・・・・風水だ。」




ドナさん「サルめ!!!」





外で、一回 パンツ脱がなきゃ 書けないよね・・・・



お父さんが 浮気できるような 人じゃない事は わかってます。



たぶん どっかで ドクターコパにでも 会ったのだろう。






本当に 浮気は してないと思います。


そんな 浮気できるような 人じゃない事は



家族全員が 知ってますから。








とりあえず、 こっそり  


コンドームには  針で 穴を 開けさせて いただきました。


年の離れた 兄弟ってのも 欲しいかもぉ~てね♪








実家の仏壇がある部屋


そこには 柱が立っていて 


良く見ると 何本も 横に 傷が付けられています。




子供の頃に、お父さんが付けてくれた 



僕と 姉の 成長記録の柱の傷です。




お父さんの 大人の字体で



ピスチェ 一歳


ユッコ 3歳




・・・・




2人とも 6歳頃までは 毎年 

傷を 付けてくれていた みたいです。






それ以降は・・・





あきらかに 成長記録の傷を 

付け忘れたとか めんどくさくなった・・・・




ではない。




たぶん・・・傷を付ける やる気を なくした です。




だって。。。






姉の6歳の傷の上からは





子供の字体で




しょうがくせい




ちゅうがくせい




こうこうせい




おとな




まつだ せいこ




と傷が付けられていたから。



自分の成長が 待ちきれず 

成長予想の傷を 付けてしまっている。



この 傷を見たら やる気を なくしてしまう。




成長したら まつだ せいこ に なると 思ったのだろうか?







犯人は 僕だ。




なぜなら



ユッコの名前の文字を 塗りつぶして



【バカ】



と書き直して いたから。 




それにしても この成長予想は、 大はずれ。




子供の僕が、一生懸命 手を 伸ばして書いたのだろうが



「おとな」 の傷も腰を曲げて見るくらいの 目の高さにある。





「君は、もっと 大きく なりましたよ。」



子供の頃の僕に 言ってみる。 




【バカ】かぁ・・・・




良く 姉弟喧嘩 したなぁ。。。。





今でも 覚えてるよ。



ユッコが 家出した時 僕の 貯金箱 持っていっちゃって



全部 使って 帰って きやがったことを。



あの時は、 殺してやろうと おもって・・・・あ・・・





そんな事 覚えている 僕って



やっぱり  予想どおり ちっぽけな大人 なのかもね。

僕の事を 知ってもらうには、 

僕自身の過去の話も しておかなくては いけませんね。



小学生の頃の僕は、病弱で入退院の繰り返し。

(今は、ものすごく元気です)



思い出は、病院のベットばかり・・・



だから、中学校入学の頃の話をします。



とは いっても・・・



ギリギリまで入院してまして・・・・



中学校入学式に、学制服が

 間に合わないという事態が発生!!




でも、ご安心ください。 僕には、3っつ上の姉がいます。


そう、姉が中学校を 卒業と 同時に 

僕が 中学校 入学なワケです。



なんて、ラッキーな♪



僕は、姉のセーラー服を着こなして・・・・



嘘です。



姉に同級生の彼氏がいたんです。 中学生のクセに。


その彼氏から、学生服を 頂きまして 無事に・・・・



無事にじゃない。




その 学生服が 大問題。




裏地にドラゴンの刺繍ですよ。


裏ボタンが鎖で ジャラジャラ。



ズボンは がばがば ボンタン。




中学校の3年間は、成長期なんですよ。



一年生と卒業生の体格の違いは 一目瞭然です。



ほら・・・みごとなまでの 長ランが 完成。




おまけにね・・・入院生活が長かったから



ロン毛。  髪の毛 切りに行く時間がなかったんです。




もう・・・これで 入学式に 行くしかない;




そして・・・・



僕は・・・・



・・・・





生まれて はじめて   人に  殴られた。




入学式そうそう・・・・先輩達に呼び出されて




ぼっこ ぼこ




僕・・・・・




病み上がり。






でもね




なんだか  カッコイイ。




体育館裏で 血流してる 自分  カッコイイ。





これだ!!!




これが、  ビーバップだ!!!





それから、小学生の頃からの友達と



ヤンキーになろう。 今日から俺は 大作戦です。






計画その1  【頭髪は金髪でしょう!!】


僕「金髪になるには、どうしたら??」



友達「オキシドールでしょう!男は、黙ってオキシドール。」




救急箱から オキシドール。



頭に シュポ シュポ・・・・



僕「金髪なった??」



友達「・・・くさくなった。・・・・目が痛い・・・・これ 違くね??」



僕「あ!! コカ・コーラって 聞いたことあるかも!!」



友達「ほんと??」



僕「いくよ♪  それ~~!!!」 コーラ攻撃。 



ビッシャーーー!!  



友達「やりやがったなぁ~~♪  それ~~~♪」



キャッ!! キャッ!!



ヤンキーとは、ほど遠い 小学生に近い 

遊びになって しまった。




そして コンビニでも買える


ブリーチ剤の存在に気づいていない2人だった。






計画その2 【ヤンキーの基本は、タバコでしょう!!】



不良への 第一歩です。


これは、簡単。


さっそく 二人で タバコの自販機へ 向かいました。



僕「・・・種類が いっぱいだね。 どれが いいんだろう??」



友達「ふふ・・・洋煙。  やっぱり、ヨウモク でしょう。」



僕「おぉ~! ヨウモク♪ なんだかカッコイイ!!

    どれが ヨウモク??」



友達「こっちの 小さな自販機  ヨウモクじゃね??」



僕「おぉ~! やっぱり、ヨウモクは 高いね♪ 

   500円もするよ!!」




・・・・



買ってみた。



・・・・・





僕「なんだこれ?? 風船??  」



友達「・・・・外人は、それに 葉っぱ 入れるんじゃね??」




僕「明るい家族計画って書いてある。 なんだ??」





そのあと 2人は 公園へ行って


水風船爆弾ごっこ をして 遊びました。



まだまだ  何も知らない 子供でした。




その後、友達は 見事なまでの ヤンキーになりましたが



僕は・・・・ヤンキーには むいてない事に 気がつきました。