竹刀のお手入れしてみよう!
一生懸命に稽古に励んでいる証拠かもしれませんが、
近頃子供たちの竹刀がささくれてしまっているのが目立ちます。
(面布団でなく面金へ、力まかせの打突が多いのかも・・・)
常日頃先生に言われていることだと思いますが
安全面に十分配慮するため、
稽古には安全な竹刀2本以上持参し、稽古前・稽古後はもちろん、
常に自分の竹刀が不備な点がないかチェックし、
万が一ささくれている、ささくれ立つ恐れがある場合は
直ちに予備の竹刀と交換すること。
事故が発生してからでは遅いので、保護者の方も
気を配っていただくよう宜しくお願いします。
竹刀のメンテナンス方法について手書きではありますが
簡単にまとめてみました。
(汚い字でスミマセン・・・)
参考にしていただき、ご家族の方と一緒にやってみましょう。
不明な点があれば、お近くのスポーツ店に聞いてみて下さい。
縦のつながり
昨日は特練の日だったのですが、
近くの中学校剣道部へ出稽古にお邪魔させていただきました。
大剣の卒業生も多数在籍し、他の剣道教室だった生徒や
中学校より剣道をはじめた生徒もかわいい(?)後輩のため
快く稽古にお付き合いいただきました。
この場を借りて剣道部顧問の先生をはじめ、
剣道部員の生徒、剣道部保護者会の方々には
厚く御礼申し上げます。
1年前まで小学生として、中学生に稽古をお願いしていた生徒も
今では立派に中学生として優しく小学生に接している姿を見ると
「1年で成長したなぁ」と感心します。
小学生のうちは学年が多少違ってもやはり子供同士。
同級生と変わらない感覚の付き合い方がほとんどです。
しかし、中学生になるとやはり敬語をつかうことはもちろん、
呼び方ひとつとっても「○○くん、○○さん」から「○○先輩」へと変化し、
自然と上下関係を学んでいきます。
「先輩は後輩へ愛情を持って面倒を見る」
「後輩は先輩へ尊敬の念を持ってついていく」
社会では当たり前のルールがそこにはあります。
大剣の生徒にも今、中学生に指導して頂いたことを忘れず、
自分が中学生になったときも、後輩である小学生の指導を
してもらえたらなぁ、と常に感じております。
格言う私も、昨日お世話になった剣道部顧問の先生は
高校時代からの先輩であり、今現在も大変お世話になっております。
こんな後輩ですが、今後ともよろしくお願いします・・・
剣道の教え① ~一眼二足三胆四力~
剣道には昔から様々な教えがあります。
江戸時代より、「剣術」をただ人を斬るだけの方法ではなく、武士にとっての
精神修行として拡がり、さらに「人間形成」といった、人間の本来あるべき
生き方を学ぶ「剣道」として発展してきました。
「剣道」をされてない方にも、心に通ずる教えがあることでしょう。
今回は「一眼二足三胆四力」という教えですが、
これは「 いちがん にそく さんたん しりき(しりょく) 」といい、
剣道をするにあたり何を大切にすべきか、という教えです。
まず一番大切なものは「眼」である。
相手の動きはもちろん、相手の心までを見透かすような「眼」を
養わなければならない。また、何事にも集中しているかどうか、
その人の「眼」を見れば一発でわかりますよね。
二番目に大切なものものは「足」
相手の動きに応じて素早く裁くことのできるのも、相手の懐に
勢いよく飛び込んで打つことができるのも全て「足」からである。
先生方に「手でなく足で打て!」ということはこのことからですね。
三番目に大切なものは「胆」
「胆」とはおへそから少し下の部分で、体の中心にある部分です。
「肝(きも)が据わっている」(度胸がいいこと)などの「肝」という方が
分かりやすいかもしれません。「今だ!」と打ち出すとき、冷静に動作が
起こせるかどうか、広い意味で「気持ち」の部分ですね。
四番目、最後になるのが「力」
剣道では竹刀を早く振る「力」よりも大切なものが3つもありますよ、という
意味で最後になるのが力です。「力」が入りすぎた構えで、「力」任せに
竹刀を振った打ちであると、正しい剣道とはいえません。
普段の稽古の中でちょっと心掛けて見て下さい