命が消えたら、、、その値段いくらになりますか?

 

そんなことを計算する方法がある。

 

どんな時に使うのか?

 

 

それは賠償責任を請求する時だ。

 

 

例えば、自動車の事故を想定してみる。

 

年収500万円で、一家の大黒柱として、配偶者と子供二人の生活を支えていた人が交通事故にあって死んだ。

 

 

加害者は、死んでしまった人(遺族)に対して、賠償責任を負う。

 

 

その額は膨大だ。

 

計算式はこうなる。

 

 

500万円(年収)ー 死んだ人個人の生活費(被扶養者3人の場合:年収500万円の 30%)

 

→ 350万円(残された家族の生活費とみなす)

 

 

350万円かけるライプニッツ係数(一生涯で稼いだであろう年数の割合:35歳で「20.389」)

 

➡︎ 約7,136万円(失われた利益/逸失利益)

 

 

・精神的なショックに対する補償/慰謝料(一家の支柱である場合)

 

→ 2,800万円

 

 

・葬儀費 

 

→ 120万円(最大)

 

 

 

◼️ 命の価値(上記の合算額)

 

約7,136万円 ➕ 2800万円 ➕ 120万円

 

➡︎1億56万円

 

 

これが自動車にて、人をひき殺してしまった時に、支払われる、


 

対人賠償金の額

 

約1億円

 

 

これが、命と引き換えに支払われる額である。