ピアサポートでいやされる体験を♪ | おたすけclubぴあかん公式ブログ

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リカバリー全国フォーラム資料集113ページからの転載です。
写真は広田和子さん『こころのボイスマガジンきっと元気プラス』http://medical.radionikkei.jp/kitto/からの転載となります。


【ピアサポートでいやされる体験を】
広田和子(精神医療サバイバー)
ピア、仲間、同士、対等、日本語ではいろいろな解釈がありますが、精神障害者の世界では、もっぱら、患者同士のピアサポートのみ注目を浴びています。
それは、患者同士の支えあいが、とても重要なことだと、患者本人だけでなく、家族・関係者も認識せざるを得ない時代にきているからだと思います。

そうです。ピアの関係は本人が自覚している以上に効果的だと思います。

同じ患者同士でも、家族のことに悩んでいるピア。家族がいなくなってしまったらどうしようと不安になっているピア。薬を飲むのがイヤなピア。精神科医療での体験が被害者的になってしまったピア。結婚したいと思っているピア。仕事をしたことのあるピア。就職したいと思っているピア。病気のことを受容できずに苦しんでいるピア。社会貢献やボランティア活動したいと思っているピア、等…。本当にいろいろあるものです。

そこで、このピアサポートの部屋では少人数で、【私は私でいい】というピアカウンセリングの考え方、そして、病気を受容して自分らしく生きてゆく【リカバリー】の精神…。それはわかっているけれど、正直言って、どこの部屋に行けばいいか迷っている患者意外の人も…。

ネットワークだ、連携だ、という前に、自分は、何のピアなのか、ちょっと考えるきっかけに、立ち寄り、日頃の思いを語り、何のピアなのか、見つめてみませんか。

家族同士のピア、関係者のピアなど…。日頃の肩書きや、役割、仕事から自らを解放し、精神の業界という、狭いとらえ方の世界から、大海で【ピア】という関係で思い切り自分探しをしてみませんか。
ピアという関係に、こころいやされ、安心感のもてる部屋づくりにお出かけください。