監督:高畑勲 脚本:高畑勲/坂口理子
音楽:久石譲
2013年 137分
さすがにストーリー説明いりませんかね。
古典の授業でもやった【竹取物語】そのままです。
特に新解釈とかもありません。
基本は忠実そのまま、竹取物語です。
私、いつも言ってる気がするんだけど……映画で120分超えるの長いよ!
どんな名作でも長いもんは長い! ただしインド映画は除く。
話は映画に戻り、前半は翁がかぐや姫を見つける。
驚異的なスピードで成長していくかぐや姫の描写は、まさしくアニメーション!
ステンと転がるシーンや歩き出すシーンなど、ただただ気持ちが良かった。
捨丸兄ちゃんと出会ってからは、その早い成長がエロチック。
そして、都へと居を移し窮屈な生活が始まる。
高貴の姫になるための相模の教育などはおもしろいのだが、
王子たちから求婚されるシーンになると、眠気が……。
サンキュータツオさんのポッドキャスト【熱量と文字数】のレビューが
とてもおもしろいのでぜひ聴いてみてほしいんですが、
やはりあのくだりは、退屈に感じられるように作られているとのこと。
しかし、あの予告で度肝を抜かれた着物を脱ぎ捨てながら逃げ出すシーン。
やっぱり眠気も吹っ飛ぶモノスゴイ動き方!
全編を通して一番の感想は「よく作ったな、こんなすごいの」という感じ。
どうやってあの筆というか水彩画みたいな絵であんな長いアニメにするの!?
布の透けた感じとか、ふわっとする感じ。
最後にかぐや姫を迎えに来る月の住人たちのシーン。
完全に仏教テイスト全開なんだけど、音楽がそれっぽくなくて
それがとても良かった。
かぐや姫が地上の記憶を失ってからがアッサリで驚いたし。
私、途中ウトウトしてたくせに、最後はもうずっと泣いてましたから。
描いた絵が動き出すというのはこんなに気持ちがいいものだったんだな。
ナレーションも本当にあの古典で習った「昔竹取の翁ありけり……」っていう
超ド直球で。
アニメーションで勝負した。
そしてやりきった……。
ただただ圧倒される映画でした。
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