本日、5月26日より、市立小樽美術館で森本三郎展 が開催されます。

4月よりこの日に向けて、より多くの方に市立小樽美術館に足を運んでもらえるように取り組んできましたので、どれくらいの入場があるのか今から楽しみです。


<森本三郎展について(北海道新聞記事より)>

 市立小樽美術館(色内一)と北海道新聞小樽支社などは二十六日から七月一日まで「没後二十年 森本三郎展」を、七月五日から二十二日まで「追悼 森本光子展」を開催する。小樽をこよなく愛した夫婦の絵画展として企画した。

 帯広市生まれの森本三郎(一九○九年-八七年)は四二年(昭和十七年)に小樽に移住し、小樽新聞社(のちの北海道新聞社)に入社。四七年に全道展会員となる一方、光子との二人展を小樽、札幌、東京で開催し続けた。小樽の家々に降り積もった雪と鈍色の空を描いた「花園町」(六五年)など、小樽の冬景色を描いた画風が特徴的。三郎展には約七十点の油彩画と素描を展示する。

 小樽市出身の森本光子(二三年-二○○六年)は庁立小樽高女(現小樽桜陽高)時代に絵を学び、十九歳で道展に初入選した。四四年(昭和十九年)に三郎と結婚した。展示作品は約八十点の油彩画。風景画を多く残した三郎とは異なり、女性や子どもの人物画や人形などの静物画を描いた。九四年-九九年には天狗山山頂にあった「森本三郎絵画館」を運営した。

 期間中にはギャラリーコンサートと講演会も行う。観覧料は両展通しで一般五百円、高校生と七十歳以上の市内在住者二百五十円、中学生以下は無料。午前九時半-午後五時(午後四時半最終入館)。七月十六日を除く毎週月曜と同十七、十八日は休館。

 問い合わせは同美術館(電)0134・34・0035へ。(平田康人)