ネックグリップの削り作業をして感じる事で
杢が出ている材って有るじゃないですか
フレイム虎目、バーズアイなど格好良いですよね
憧れる人も多いかと思います
高級機種に使われることも多いこの手の材ですが
ネックとしてはあまり良いとはいえない事が多いです
杢が出ている部分って木で言う節のようなモノで
木のことに詳しい人は分かると思いますが
節って堅いんですよね
他の部分とは明らかに違う堅さです
コレを削るとフレイムの縞の部分が堅くて削れない
バーズアイなんかもそうです
と言うことは
ネック全体に杢が均等に入っていることは100%ないので
片寄った部分が堅くて杢のない部分は柔らかいネックと言うことになります
季節の変わり目は湿度の変化で木が大きく動く時期です
先日もローフレット押し弦でビビると言う相談が有りました
この相談は結構多くて原因はネックの反りであることが大半です
それをブリッジとかサドルで調整しようとして
弦高が高くなって弾きにくくなるって感じです
ネックの調整は基本ロッドです
私たちも調整の第一歩はロッドであると言うって良いくらいです
話が脱線しましたが
ネックの堅さに不均等があれば反るときに
不均等に反ると言うことです
変な曲がり方をする可能性が有るので
出来れば杢のないプレーンなネック材が調整する上でも
良いネックと言えるでしょう
出来れば良く目の詰まった響きの良い材が理想でしょうか