不倫禁止法を笑う | 道新聞スクラップノート
今回紹介する記事は
2024年4月19日付けの
「毎日新聞」の記事です。
【不倫禁止法を笑う】
というタイトルで、
論説委員小倉孝保氏が、
時代遅れで「恥ずかしい」と嘲笑される日が来ると思うことについて、
紹介しています。
いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)
☆新聞記事の紹介について
(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)
★始めに読んでほしいブログについて
(1)内容の要約
米国には不思議な法律がある。
西部モンタナ州の高校において、
過去の名残で「馬の世話は校長の役割」と規定されていた。
これもそんな一つである。
東部ニューヨーク州の不倫禁止法、
いわゆる姦通罪だ。
自分や相手に配偶者がいる場合の性交を禁じている。
違反者には最高90日間の禁錮や罰金500㌦が科せられる。
この約50年間で起訴されたのは13人。
女性被告の弁護人となったデグナン氏は、
時代遅れの法律で「恥ずかしい」と言う。
「法科大学院で話題になるたび、
学生は大爆笑していた」
ただ、
不倫を禁じる集は他にもあり、
オクラホマやミシガンなどでは重罪である。
ニューヨーク州議会は今月、
法律の廃止を決めた。
なぜ今なのか。
民主党のラビン議員は、
「権利を失うリスクにさらされているから」と説明し、
2件の判決を挙げた。
連邦最高裁は、
人工妊娠中絶説に関する憲法上の権利を否定した。
この判断を受け、
いくつかの州では実際に中絶が禁止されている。
アラバマ州最高裁は、
体外受精卵を凍結保存した「凍結胚」について、
「子ども」とみなすと判断した。
未使用の凍結胚を廃棄すれば罪になる可能性もあり、
リスク回避のために不妊治療を停止する医療機関も出ている。
性行為や生殖に関する判断は本来、
個人に委ねられるべきである。
不倫禁止法はその自由を侵害する危険がある。
取り越し苦労でもないようだ。
ミネソタ大学法科大学院のハスデイ教授によると、
歴史的にこの法律は、
女性に道徳的規律を求めるのに利用されてきたという。
ニューヨーク州議会では圧倒的多数が廃止を支持した。
「同意のもとでなされた、
成人同士の親密な行為を罰すべきでない」。
至極当然である。
時代の変遷や社会状況の変化で、
既存のルールが有害になり、
新たな規定が必要になったりするケースは少なくない。
法律や規則は不断の見直しがあって初めて、
権利擁護につながる。
日本でも、
らい予防法や優生保護法の教訓がある。
差別禁止法がなく、
同性婚や選択的夫婦別姓が認められない現状はどうか。
「そんな時代もあったのか」
と法科大学院で嘲笑される日が来る、
と私は思う。
(2)なぜこの記事を切り抜いたか
法律や規則は不断の見直しがあって、
初めて権利擁護につながることについて、
紹介した記事のため。
(3)自分はどう思うか?
そんな時代もあったねといつか笑える日が来るわ♪
差別禁止法がなく、
同性婚や選択的夫婦別姓が認められない国JAPAN。
自称保守を名乗る自民党老害派の連中が反対するから、
従うのが内閣の掟(キリッ)。
こんなことが未だに続いている後進国を「バカじゃねぇの」と大爆笑できる日は、
果たしていつだろうか。
真夏の運動中、
水を飲んではいけない。
練習はうさぎ跳び必須。
指導者の体罰は愛の鞭。
時代遅れと言われるようになった昨今、
未だに残滓が蔓延っている現状…。
それでも、
道半ばまではきた。
良い意味でこの流れが続いてほしい。
(4)今後、どうするか?
・小倉孝保氏に関する記事をスクラップする。
・差別禁止法や同性婚及び選択的夫婦別姓に関して関心を持つ。
・不断の見直しがあって初めて権利擁護につながることを忘れない。
…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
小倉孝保氏に関する記事は、
以前も紹介しました。
日本は果たして教訓を生かせているのでしょうか。
皆さんも、
不倫禁止法に関心を持ってみて下さい。