今回紹介する記事は
2024年4月11日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【ハムラビ法典に学べ】


というタイトルで、
専門編集員会川晴之氏が、
「粗暴であっても、
節度は守れ」という法典を是非、
ネタニヤフに読み直してもらいたいことについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について
(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 「目には目を 歯には歯を」
で知られる古代バビロニアのハムラビ法典。

血で血を洗う報復の法理に読めるが、
実は違う。

同程度を超す過激な報復を戒めたものだ。

 ガザでの戦争は半年となった。

戦争の引き金となったイスラム組織ハマスの奇襲による犠牲者は約1200人。

一方、
ガザの死者は約3万3千人だ。

 テレビドラマの決めぜりふ、
「倍返し」や「10倍返し」を有に超し、
30倍に近づきつつある。

 新たな戦争の気配も漂う。

 シリアの首都ダマスカスで、
イラン大使館の敷地内にある建物が、
空爆を受けた。

イスラエル軍によるものと見られ、
イラン革命防衛隊の対外活動を担う「コッズ部隊」の現地司令官や副官ら、
少なくとも7人が死亡した。

  サウジアラビアは、
「いかなる口実があっても、
外交施設への攻撃は規則違反」
と非難した。

 イランは、
最高指導者ハメネイ師が、
「この攻撃を後悔させる」
と報復を強く示唆する。

 このままでは戦乱が広がりかねない。

懸念が高まる中、
イスラエルは戦闘部隊の兵士の休暇を取りやめるなど
守りを固め始めた。

 一方で、
イランは「自制して何もしない」との見方や、
「目には目を」の域には達しない「限定的な攻撃」に止めると読む専門家も少なくない。

 今回のイスラエルによる攻撃は、
イランの報復を誘う「まき餌」であり、
食いつけば「相手の術中にはまる」。

 イスラエルの究極の狙いは、
米国も参戦する中東全体を巻き込んだ戦争にイランを誘い出すこと。

イランは、
そんな戦いに勝ち目がないことを知っている。

 仮にイランが報復を見送っても、
火種は残る。

イスラエルのネタニヤフ政権には、
新たな戦線を築きたいとの動機があるからだ。

 世論調査では、
ガザ戦争への指示は高いが、
ネタニヤフの支持率は低迷が続く。

退陣や総選挙を求める声もある。

 こうした姿勢には、
イスラエルの後ろ盾である米国からも批判の声がある。

 「粗暴であっても、
節度は守れ」。

そう教えるハムラビ法典を是非、
ネタニヤフに読み直してもらいたい。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

ハムラビ法典について、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

「目には目を 歯には歯を」

中学歴史を学ぶ初期段階で習うであろう、
古代バビロニアのハムラビ法典。

血で血を洗う報復の論理ではなく、
「粗暴であっても、
節度は守れ」
という過剰な報復を戒めたものであったことは、
この記事で初めて知った(というより教えられたかもしれないが、
忘れていたと思う)。

イスラエルのパレスチナ攻撃は、
シリア・サウジアラビア・イランをも巻き込んでいる。

米国参戦確実の中東戦争を起こして、
政治的延命を画策しているとのこと。

はて、
東アジアのとある国でも、
延命だけを目的として十年近く続いた一味がいたよなぁ…、
結局その国斜陽国に成り下がったのだけど…。

愚者を頭に据えるのは、
愚かしい選択にほかならない。

そう思えてならない記事である。


(4)今後、どうするか?    

・会川晴之氏に関する記事をスクラップする。

・中東情勢に関心を持つ。

・ハムラビ法典を忘れない。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

会川晴之氏の記事は、
今後も紹介します。


皆さんも、
ハムラビ法典に関心を持って下さい。

言葉から受ける印象だけではなく、
実際の意味まで知ることが、
肝要であるのですから。