今回紹介する記事は
2024年4月8日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【花粉症と感染症】


というタイトルで、
専門記者下桐美雅子氏が、
清潔な環境はアレルギーを起こしやすくなると考えられる「衛生仮説」について、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について
(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 この季節、
多くの人が悩まされる花粉症。

調査では国民の約4割がスギ花粉症で、
私もその一人。

 花粉症などのアレルギー疾患が増えている国には共通点がある。

衛生環境が良くなり、
感染症の患者は減っているのだ。

 最初に花粉症と感染症の関係を報告したのは1989年、
英国の疫学者ストラッカン氏。

1万7000人を調べた結果、
年上のきょうだいがたくさんにる人ほど、
23歳の時点で花粉症の発症率が低かった。

 その後、
家畜がいる農場で育った子は、
農場以外で育った子よりも花粉症やぜんそくが少ないというスイスの研究報告が出た。

家畜がいる農家には、
ふんなどに含まれる最近のかけらが浮遊し、
その量が増えるほど、
花粉症やぜんそくになりにくいこともわかった。

 乳幼児期に最近にたくさん接触したり、
風邪を何度も引いたりする刺激が細菌やウイルスに対する免疫反応を強めて、
アレルギーを抑える方向に動く。

逆に、
今の日本のような清潔な環境はアレルギーを起こしやすくすると考えられ、
「衛生仮説」と呼ばれる。

 この話を聞いたのは20年前だが、
教えてくれた国立成育医療研究センターの免疫学者、
松本健治氏によると、
今、
衛生仮説が再び注目されているという。

仮説を裏付ける免疫の仕組みがだいぶ分かってきて、
アレルギーの予防に仕えないか、
欧米で試されている。

 となると、
懸念が浮かぶ。

新型コロナウイルス流行は、
対策徹底により日本を含め各国のころ内外の感染症を激減させた。

それ自体はいいことだが、
衛生仮説に照らせば子どものぜんそくや花粉症が増えるかも、
と言われている。

 それならアレルギーにならないために不衛生な環境にいればいいの?

答えはノーだという。

 乳幼児の感染症による死亡率が高い途上国の状況を見れば、
それは確かだ。

最善の手は、
アレルギーの予防薬開発を急ぐことかもしれない。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

衛生仮説が再び注目されても、
衛生状態は良好である方がいいことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

花粉症は二十代の頃までは無縁だった。

花が咲く春が来たのにマスクをする人たちに対し、
哀れみの感情さえ抱いていたほどだった。

それから年月が過ぎ、
春夏秋冬マスクを手放せなくなる体質になるとは思わなかった。

花粉症というより、
アレルギー性鼻炎に近いのだが、
マスクが欠かせない。

新型コロナウイルスなんてもうないという人間がいても、
夏・秋も欠かせない。

冬になると、
インフルエンザ対策で必須。

衛生仮説に関しては、
この記事で知った。

不衛生な環境にいればアレルギーにならない?

いやいや、
それはありえない。

汚部屋にいれば免疫がつくなんて、
ふざけた妄想である。

自分の部屋や机がキレイと言えない現状では、
心も乱れているだろうと指摘されそうで、
偉そうに言えないのだが…。



(4)今後、どうするか?    

・下桐美雅子氏に関する記事をスクラップする。

・衛生仮説に関心を持つ。

・掃除や整理整頓を一定の周期で行う。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

下桐美雅子氏のコラムを今後も紹介していきます。


皆さんも、
衛生仮説に関心を持ってみて下さい。