今回紹介する記事は
2023年10月11日付けの
 
「北海道新聞」の記事です。
  
【視覚や聴覚 大脳に伝達 視床】


というタイトルで、
大脳へ感覚が伝わるのを制御する視床の仕組みについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 大脳は左右に分かれていて、
左右の大脳半球の底になるところに大きな神経の集団があり、
視床と呼ぶ。

所在が眼球の後方であることから、
視力と関係があると思われて名付けられた。

実際に視力を大脳に伝えるのだが、
視床全体のごく一部のはたらきで、
それ以外にさまざまなはたらきを持っている。

 一つは、
体中から伝わる感覚情報を視床でいったん集約整理して、
大脳のそれぞれの感覚の担当部位に伝える役割である。

感覚のうち、
嗅覚以外の感覚情報は視床を経由する。

つまり、
大脳へ感覚が伝わるのを視床が制御している。

 よって、
睡眠中に目は見えないし、
音も聞こえないし、
暑さ寒さも感じにくいのは、
感覚情報を視床で遮断するからなのである。

視床は安眠のために必要なのである。

 さらに、
視床下に入ってくる感覚情報を利用して、
大脳にスイッチを入れる役割もある。

動物実験では視床を壊すと、
すぐに意識がなくなることが確認されている。

 視床の後ろ側には小脳が控えている。

小脳は運動をスムーズに行わせ、
いろいろなしぐさ、
行動を行う際に
使用する筋肉の種類やその力加減を覚えておく場所である。

 すなわち、
人が体を使って何かしようとする時に、
小脳が記憶している情報を呼び起こし、
大脳に伝えなければならないのだが、
その中継をしているの視床なのである。

大脳は視床にサポートしてもらって、
初めて活動できるのである。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

視床の重要性について、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

視床下部という言葉は、
学生時代保健体育で耳にしたことがある。

視床に関してここまで取り上げた新聞記事は、
初めてだったのでとりあげた次第である。

睡眠中に目は見えないし、
音も聞こえないし、
暑さ寒さも感じにくいのは、
感覚情報を視床で遮断するからなのである。

大脳へ感覚が伝わるのを視床が制御している。

視床の重要性がこれだけでも垣間見える。


(4)今後、どうするか?    

・當瀬規嗣氏に関する記事をスクラップする。

・視床に関心を持つ。

・視床に関する文章があれば読む。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  
當瀬規嗣氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

人間の体は神秘的であると思えてなりません。


皆さんも、
視床に関心を持って下さい。