今回紹介する記事は
2023年11月19日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【税滞納常習者が副財務相 筋の悪いコントだ】


というタイトルで、
放送タレント松尾貴史氏が、
任命する側が不適材不適所であることについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて

(1)内容の要約

 四字熟語の「適材適所」という言葉は、
民間においては「能力や資質に見合った任務や役職、
地位に就かせること」との意味で使われるが、
現在の岸田文雄にとっては、
まったく違う意味の「業界用語」になっているのかもしれない。

納税を所管する財務省をつかさどる副大臣の地位に、
かの神田憲次を就かせたというのは、
岸田文雄の任命責任は追及されるべきものだろう。

私たちの感覚で言えば、
まるで筋の悪いコントでしかない。

 一般的には、
税金の滞納で催促の通知が来ようものなら、
小市民としては大いに慌てふためいて、
すぐさま納付するか、
役所に相談電話の一つもかけることになるが、
神田憲次の場合はそうではないらしい。

そして、
そんな出来事が一度でもあれば相当に懲りるのが当たり前だと思うが、
神田憲次にとっては「うっかり」で何度も繰り返すことのようだ。

 固定資産税の滞納常習者で、
4回も差し押さえを受けていた人物が財務副大臣という、
強烈な冗談のような出来事が明るみに出てから、
野党やマスコミから追及され、
多くの国民からあきれられつつも、
岸田文雄は放置しようとしていたのだから、
その責任はさらに問われるべきだろう。

おまけに、
小西洋之参院議員から税の滞納は何法の義務に反するのか問われて、
「今申し上げることは言葉ではできない」
と答弁している。

これはもちろん責任から逃れる虚偽である可能性が高いだろう。

なぜなら神田憲次は、
税理士の資格を持つ人物なのだから。

すぐさま小西議員が質問の答えを総務省の審議官に求めると、
「地方税法」と即答されてしまった。

 結局、
そのやり取りの数日後に、
まっとうな説明も釈明もないまま辞表を提出し「更迭」となったが、
このような人物を税金で養う筋合いはないのではないか。

一刻も早く国会議員を辞職すべきだろう。

もし神田憲次がこのまま国会に居座るのであれば、
愛知5区の有権者は次回の選挙で絶対に神田憲次を国会に戻すべきではない。

 岸田文雄はこの件を放置しようとしていた。

この時点でも既に支持率はかつてないほどに低迷しており、
3週間で立て続けの政務三役辞任という、
ダメージを受けたくないという意図が分かりやすすぎた。

 この件について政府としての説明を記者会見で問われた松野博一は、
「本人が引き続きしっかりと説明責任を果たすことが重要と考える」
などと寝ぼけたことを言っていた。

いや、
寝ぼけてはいない。

しっかりと原稿に目を落としつつ読み上げていたのだから。

これは政府としての責任において、
しっかり説明すべきではないか。
「引き続き」と言われても、
いつ神田憲次が「しっかり説明責任を」はたしてきたというのか。

 岸田文雄は記者から「これでも適材適所か」と聞かれて、
「人事は適材適所で行わなければならない」
と答えたふりをしているが、
これまた答えになっていない。

「と言えるのか」という質問に、
「で行わなければならない」と、
まるでこれから人事に取り組む意気込みを問われたかのような返し方だ。

若手記者だったのだろうか、
突っ込み返す度量はなかったようだ。

 こうなると、
岸田文雄が為政者として無能であることを疑わざるをえない。

首班としての適性がないのだ。

任命する側の岸田文雄自身が、
不適材不適所なのである。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

適材適所という言葉が安倍晋三一味以降壊されていることについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

確定申告の季節がやってきた。

安倍晋三一味以降、
国税庁長官に佐川宣寿を適材適所に任命した頃から、
(この国は)もう終わりだね♪
と思っている。

神田憲次、
議員辞職していない。

愛知5区の有権者は次の衆院選で民意が試されることとなる。

それにしても、
「適材適所」 「丁寧」 などという言葉が、
安倍晋三が返り咲いてから定義が変わった、
というより壊されている。

そもそも本人が、
漢字を読めないという反知性者だったからというのもあるが…。

学生時代、
教師から言われた言葉を思い出す。

漢字を読めないと社会に出てから恥をかく。

今や、
漢字を読めないと社会を壊すである。

政治の分野でまともな人間を国民が人選しなければ、
この国において生きることが困難と思えてならない。


(4)今後、どうするか?    

・松尾貴史氏に関する記事をスクラップする。

・四字熟語や綺麗な言葉を為政者が使う時は疑う。

・原稿を棒読みしている人間を信じない。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

松尾貴史氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

確定申告の度に、
政権与党の愚かしさに鉄槌が下ることを願わずにはいられません。


皆さんも、
絶対に国会に戻すべきではない人間を忘れないようにしましょう。

選挙において投票する候補がいない場合は、
少なくてもこいつに入れてはいけないを基準にすることはありなのですから。