今回紹介する記事は
2022年10月26日付けの
     
「北海道新聞」の記事です。
      
【うま味 ほかの味に混ぜると真価】


というタイトルで、
札医大医学部教授當瀬規嗣氏が、
うま味は、
ほかの基本味を際立たせる効果があることについて、
紹介しております。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

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始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 味覚の基本とされる五味は、
甘味・塩味・酸味・苦味・うま味からなる。

このうち、
うま味は最後に存在を確認された味覚で、
その発見には日本の研究者が大きく貢献した。


 うま味は、
だし昆布に含まれるグルタミン酸や、
鰹節に含有されるイノシン酸などから感じ取る味覚で、
「うまい」と思わせる味覚であるとされる。

 しかし、
グルタミン酸を結晶化して作られたうま味調味料だけを味わってみると、
うっすらと塩味と甘みを感じるが、
必ずしも「うまい」とは思えない。

下手をすると、
嫌な味と思うかもしれない。

この判別における難しさから、
うま味は基本の味ではないと、
ながらく思われていたのだった。

 ところが、
うま味はほかの味とミックスされることで、
その価値を一気に高める。

味噌をお湯に溶いたものを飲んでみると、
ただしょっぱいだけで全くおいしくない。

しかし、
だしを入れたり、
うま味調味料を加えたりすると、
実においしいみそ汁となるのである。

 どんなに甘いものが好きな人でも、
お砂糖だけ食べ続ける人はいない。

あんこやクリームには、
甘みを示すお砂糖だけでなく、
うま味を引き出す小豆や乳成分が含まれているのである。

 うま味は、
ほかの基本味を際立たせる効果があるようだ。

料理には、
必ずうまみを引き出す者が加えられているのである。

うま味は食事をするために、
必要不可欠と言える。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

単体では機能しなくても、
混ざると働き出すことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

うま味調味料が嫌いである。

できることなら、
手間暇かけて取っただしを使う料理を味わいたい。

味覚の五味において、
敬遠されがちな酸味や苦味が、
学生時代からひねくれていたから重要視していたが、
年を経るごとにより大事だと思うようになった。

この記事では、
うま味だけでは機能しないし、
うま味以外だけでも機能しない、
掛けあわせると本領発揮が紹介されていた。

これは、
味覚以外にも通じるのではなかろうか。

単体では効果が乏しくても、
掛け合わせることにより相乗効果が生じて、
思わぬ力を発揮することは、
今年良きにつけ悪しきにつけ感じる一年だった。

ほかの基本味を際立たせる効果、
ほかと混ざると発動する能力、
黒子のような役割。

味覚の基本である五味に注目したい。


(4)今後、どうするか?

・味覚に関する記事をスクラップする。

・うま味は化学調味料ではないものから摂取するようにする。

・掛けあわせることに挑戦する。


今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

単体ではいまいちでも、
掛けあわせると能力が発動する。

世の中には、
まだまだ存在すると思われます。


皆さんも、
ほかを際立たせる効果があるもの、
ほかと混ざると真価を発揮するものに、
関心を持って下さい。

単体では見向きがされなくても、
掛けあわせることで驚くほどの効果を持つもの、
世のため人のために見つけましょう。