【18.図書館の地域社会貢献という目的のための戦略(取り組み)】
筆者が住む北海道においては、
市町村内に書店が1軒もない市町村の数が増えているという。
実際、
ネット環境の進歩によりネットで書籍を購入する事例や、
電子書籍での入手をするケースも増えている。
そのため、
今後も北海道において書店が無くなっていくことが予想される。
そんな中において価値が高まっていると思われるのが、
各自治体において運営する公共図書館である。
公共図書館の場合、
書店が仮に継続しにくい場合でも、
地元住民に図書サービスや情報サービスの提供が可能になるといえる。
筆者が日常的に利用する公共図書館をテーマに検討を行っていく。
改良すべきことから見ていく。
筆者は政令指定都市在住民でありながら、
隣接する市の図書館を日常的に利用している。
近隣学生の利用も多く、
学校の試験期間では席が足りなくなることが多い。
その場合、
図書館一般利用者のために例外として、
図書館内の和室などの空き室を開放していることがある。
現在は感染症下で利用者が減っている関係で、
座れる機会が多いものの、
随時無料参加のイベントにおいて開放を試みてほしいと思う。
また、
市民のみではなく隣接する市の区民利用が多いものの、
それ以外の市町村からも利用者が来やすくするための工夫が求められる。
次に期待することを見ていく。
図書館での地元野菜の販売については、
ユニークな取組であると考えられる。
そのためさらにPRを行うことで、
本に縁遠い近隣住民にとっても図書館を利用する契機となることが予想されるので、
さらなる情報発信が期待される。
資料と情報の収集活動
・住民の生涯学習を支え、
支援する。
・最も基本的な仕事は、
利用者のために資料を買い集めてあげること、
資料の収集であるという点が強調されなければなるまい。
・資料の収集はすなわち上納収集であり、
資料の提供とはすなわち情報の提供ということでもある。
・他のどんな機関よりも図書館は生涯学習の支援機関として優れているのである。
・学習とは、
何らかの形での情報獲得の過程であり、
人々は図書館を利用することによって直接、
ほとんどの形態の学習活動を<実践>することができるのである。
・理解を求め、
議会を説得し、
住民の合意を得ようとすることも重大な職務である。
資料と情報の提供サービス
・収集した資料と情報を具体的に住民に提供すること。
・図書館は基本的に住民の個人利用のための施設であるということである。
・図書館に行けば、
「自分の求めている本」
「学ぼうとしている子に関する情報」
が<何でもある>ということを住民に知らしめる必要がある。
アドバイザーとしての司書
・十二分の商品知識を持った、
親切なショッピング・アドバイザーでなければならない。
・利用者の探しあぐねているものを利用者自身にかわって探し出してやり、
「こんなものもありますよ」
という形で目の前に提示する、
ときには利用者自身が自分の<求めているもの>を把握しかねているような場合さえあるので、
その人と一緒になって求めるものを探してみる、
そういう<サービス>ができなければいけない。
・社会教育専門職員であると規定されてはいるが、
図書館はサービス期間であり、
その意味での<接客業>である。
・著者の書いた本と毒茶との<出会い>のチャンスを作ってやることができなければならないのである。
・<あらゆる>著者・<あらゆる>資料について知悉(ちしつ)していなければならないということである。
・その意味で、
きわめて大きな専門性を持っていなければならないのである。
サーチャーとしての司書
・<利用者の求めに応じて>膨大な量の図書資料の中から必要な情報を探し出して、
利用者の目の前に差し出してやるという職責を有しているということである。
・ウェイターのように客にサービスすべき料理のすべてを知り尽くしていることはできない。
・利用者の求めがあったならば、
まずは自分でその情報を探してみなければならない。
・日本の学校で行われているように、
1冊の教科書・1冊の参考書を提示しただけでは仕事は全うできないのである。
・自館における蔵書の中から必要な情報を探し出して、
利用者の質問に回答するサービスをレファレンス・サービスという。
・自館には所蔵されていない資料や情報を探し出すためにほかの図書館その他の機関・施設に問い合わせをしたり、
利用者にその情報を持っていそうな機関を紹介したりするサービスをレフエラル・サービスという。
・特にさまざまな情報システムを使いこなして、
専門的な特定情報を利用者にかわって探索・検索する専門技術者をサーチャーという。
これからは世界中の情報システムを自由自在に検索し、
利用者の手元に必要な情報を届けることができなくてはならないのである。
図書館サービスの拡大
・生涯学習は地域住民のすべてに保障されなければならない。
・図書館に気軽に出かけていくことのできない人々に対して、
図書館が<出張>して行うサービスをアウトリーチ・サービスという。
・目の不自由な人に対する特別な資料の収集と提供など、
障害者サービスについても、
充実・拡大が図られなければならない。
・生涯学習の理念にとって最も大切なことは、
すべての人が外的条件にかからわず、
まったく平等な学習機会を提供されるべきであるということなのである。
・<現にそこに住んでいる>人のすべてに、
それぞれの言語による学習資料(情報)を提供しようと言サービスを多文化サービスという。
・すべてのサービス活動について、
必要十分なPR活動が伴っていなければならない。
市町村内に書店が1軒もない市町村の数が増えているという。
実際、
ネット環境の進歩によりネットで書籍を購入する事例や、
電子書籍での入手をするケースも増えている。
そのため、
今後も北海道において書店が無くなっていくことが予想される。
そんな中において価値が高まっていると思われるのが、
各自治体において運営する公共図書館である。
公共図書館の場合、
書店が仮に継続しにくい場合でも、
地元住民に図書サービスや情報サービスの提供が可能になるといえる。
筆者が日常的に利用する公共図書館をテーマに検討を行っていく。
改良すべきことから見ていく。
筆者は政令指定都市在住民でありながら、
隣接する市の図書館を日常的に利用している。
近隣学生の利用も多く、
学校の試験期間では席が足りなくなることが多い。
その場合、
図書館一般利用者のために例外として、
図書館内の和室などの空き室を開放していることがある。
現在は感染症下で利用者が減っている関係で、
座れる機会が多いものの、
随時無料参加のイベントにおいて開放を試みてほしいと思う。
また、
市民のみではなく隣接する市の区民利用が多いものの、
それ以外の市町村からも利用者が来やすくするための工夫が求められる。
次に期待することを見ていく。
図書館での地元野菜の販売については、
ユニークな取組であると考えられる。
そのためさらにPRを行うことで、
本に縁遠い近隣住民にとっても図書館を利用する契機となることが予想されるので、
さらなる情報発信が期待される。
資料と情報の収集活動
・住民の生涯学習を支え、
支援する。
・最も基本的な仕事は、
利用者のために資料を買い集めてあげること、
資料の収集であるという点が強調されなければなるまい。
・資料の収集はすなわち上納収集であり、
資料の提供とはすなわち情報の提供ということでもある。
・他のどんな機関よりも図書館は生涯学習の支援機関として優れているのである。
・学習とは、
何らかの形での情報獲得の過程であり、
人々は図書館を利用することによって直接、
ほとんどの形態の学習活動を<実践>することができるのである。
・理解を求め、
議会を説得し、
住民の合意を得ようとすることも重大な職務である。
資料と情報の提供サービス
・収集した資料と情報を具体的に住民に提供すること。
・図書館は基本的に住民の個人利用のための施設であるということである。
・図書館に行けば、
「自分の求めている本」
「学ぼうとしている子に関する情報」
が<何でもある>ということを住民に知らしめる必要がある。
アドバイザーとしての司書
・十二分の商品知識を持った、
親切なショッピング・アドバイザーでなければならない。
・利用者の探しあぐねているものを利用者自身にかわって探し出してやり、
「こんなものもありますよ」
という形で目の前に提示する、
ときには利用者自身が自分の<求めているもの>を把握しかねているような場合さえあるので、
その人と一緒になって求めるものを探してみる、
そういう<サービス>ができなければいけない。
・社会教育専門職員であると規定されてはいるが、
図書館はサービス期間であり、
その意味での<接客業>である。
・著者の書いた本と毒茶との<出会い>のチャンスを作ってやることができなければならないのである。
・<あらゆる>著者・<あらゆる>資料について知悉(ちしつ)していなければならないということである。
・その意味で、
きわめて大きな専門性を持っていなければならないのである。
サーチャーとしての司書
・<利用者の求めに応じて>膨大な量の図書資料の中から必要な情報を探し出して、
利用者の目の前に差し出してやるという職責を有しているということである。
・ウェイターのように客にサービスすべき料理のすべてを知り尽くしていることはできない。
・利用者の求めがあったならば、
まずは自分でその情報を探してみなければならない。
・日本の学校で行われているように、
1冊の教科書・1冊の参考書を提示しただけでは仕事は全うできないのである。
・自館における蔵書の中から必要な情報を探し出して、
利用者の質問に回答するサービスをレファレンス・サービスという。
・自館には所蔵されていない資料や情報を探し出すためにほかの図書館その他の機関・施設に問い合わせをしたり、
利用者にその情報を持っていそうな機関を紹介したりするサービスをレフエラル・サービスという。
・特にさまざまな情報システムを使いこなして、
専門的な特定情報を利用者にかわって探索・検索する専門技術者をサーチャーという。
これからは世界中の情報システムを自由自在に検索し、
利用者の手元に必要な情報を届けることができなくてはならないのである。
図書館サービスの拡大
・生涯学習は地域住民のすべてに保障されなければならない。
・図書館に気軽に出かけていくことのできない人々に対して、
図書館が<出張>して行うサービスをアウトリーチ・サービスという。
・目の不自由な人に対する特別な資料の収集と提供など、
障害者サービスについても、
充実・拡大が図られなければならない。
・生涯学習の理念にとって最も大切なことは、
すべての人が外的条件にかからわず、
まったく平等な学習機会を提供されるべきであるということなのである。
・<現にそこに住んでいる>人のすべてに、
それぞれの言語による学習資料(情報)を提供しようと言サービスを多文化サービスという。
・すべてのサービス活動について、
必要十分なPR活動が伴っていなければならない。