図書館「超」活用術 

最高の「知的空間」で、
本物の思考力を身につける


【第1章 5 日本中の図書館は「ご当地オフィス」】

5 日本中の図書館は「ご当地オフィス」

出張先でも集中できるワークスペース確保&ユニークな情報ゲット

出張中や両行などでも公共図書館は使える。

いちばん多いのは、
ちょっと時間ができたときなど、
仕事ができる机と椅子のあるスペースがほしいときである

公共図書館は「貸出」にはカードが要るが、
閲覧室に出入りして本を読むのは誰でもOK。

 日本中に3000館以上ある図書館は、
「ご当地オフィス」なのである。

 図書館の席における最大のメリットは、
机が広いことだろう。

駅近くのチェーン店のカフェよりは悠々としているし、
コピー機も使える。

 時間があれば、
地方紙をめくってみたり、
郷土資料コーナーに行ってその地域の出版物を見たりする。

 地元に関する予備知識があったほうが、
打ち解けやすくもなる。

ただ、
ちょっとした注意点もある。

それは、
「図書館では、
必ず図書館の収蔵資料を使わなくてはならない」
ということ。

逆に言えば、
「図書館でただ席だけ借りるのはアウト」
という訳である。

ほとんどの公共図書館は、
基本的に「自習禁止」である。

このルールに触れないようにする補法は、
実はとても簡単である。

図書館の席を使うときは、
必ず1冊は収蔵されている本を使うようにすればいいのである。

 このように、
「必ず1冊は図書館の本を使う」
というルールは、
面倒なようで、
思いもしない資料と出会う胃きっかけになるいいルールである。

目的に合わせて空間を選ぶことになれてくると、
まるで日本中に「ご当地オフィス」があるかのようになってくる。