図書館「超」活用術 

最高の「知的空間」で、
本物の思考力を身につける


【第1章 1.資料の海で「構想スタートアップ」 思い付きから青写真が描ける】


1 資料の海で「構想スタートアップ」 思い付きから青写真が描ける

 自分の中でおおまかな内容や方向性が決まらないときは、
何はさておき図書館に行く。

「どうしたらいいのかわからない」
という状態から構想をスタートさせるのに、
図書館ほどいい場所はない。

図書館にいれば、
膨大な資料が使えるので、
「とりあえず、
あれについての新聞記事を見る」

「あの事例を振り出しに書けばいいんじゃないか?」

「こんな時こそ例の本を参考にしたらいいかもしれない」
といったひらめきにすぐ対応できる。

 つまり、
「思いつき」をすぐ実行に移すことができるのである。

図書館にいれば、
新聞の過去記事を検索したり、
雑誌のバックナンバーを開いてみたり、
新聞や雑誌の記事をデータベース端末で検索したり、
レファレンスコーナー(辞書・事典を集めた棚)で年鑑を見たり、
郷土資料で統計を探したり、
思いついたときの「勢い」を殺さず、
集中を維持して作業が進められる。

 歩き回っていれば、
だんだん頭が回るようになって、
さらにひらめきが生まれることも多い。

 まずは気軽に図書館に立ち寄って、
構想をスタートさせてみてほしい。

「資料の中で考える」
ことで、
青写真ができてくるくるのがわかるはずである。