今回紹介する記事は
2021年12月10日付けの
     
「北海道新聞」の記事です。
      
【道内通学路不安なお 歩道と車道の区別なし 横断歩道が未設置 1800カ所「危険」 用地買収が壁に 時間かかる整備 速度制限模索を】


というタイトルで、
通学路の「歩道と車道区別がない」危険な場所は、
札幌市では81カ所が危険とされ、
全道総数は計1786カ所に上ることについて、
紹介しております。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 千葉県八街市小学生5人がトラックにはねられ死傷した事故後、
国が全国の教育委員会に通学路の点検を指示し、
道教委が道内自治体の結果をまとめた。

「横断歩道が未設置」とされた江別市立大麻小近くの市道交差点は、
信号機と横断歩道が一方の側の1カ所しかなく、
もう一方の車道を児童が渡る際は、
通勤などで運転を急ぐ車への注意が必要。

車の運転手と目線を合わせ、
車道を渡るタイミングを見計らうしかない。

 道内の通学路で小学生が自己に見舞われるケースは、
後を絶たない。

中でも小学1・2年生の事故が多く、
登下校中が事故全体の半数を超すという。

 通学路の多くは住宅街にあり、
道内では冬場の積雪などで危険が増す。

ただ、
歩道の整備などは時間を要するのが現状だ。

ガードレールを設置するにも、
埋設物を調べる必要があるほか、
用地買収や建物移転を伴うケースもある。

 八街氏の事故現場は国道に通じる抜け道で、
歩道やガードレールはなかった。

PTAは市に対し、
過去にガードレールの設置を要望したが、
用地買収などがハードルとなり、
実現しなかった。

 危険な場所が16カ所確認された函館市で、
以前から対策が必要とされていた亀田港町の約590㍍の歩道は、
皮を埋めた腕幅を広げる工事を施工中。

2018年に着工したが、
あと3年ほどかかると話す。

危険な場所が69カ所で確認された旭川市の担当者は、
「歩道や防護柵をいっぺんに整備することはできない」
と悩む。

 札幌市も54校の都賀黒の81カ所が危険とされた。

このうち38カ所が防護柵の設置など対策が必要という。

 ハード面の整備が難しい中、
道教委は、
「安全教育などソフト面の対策も進めたい」
と強調。

 NPO法人「日本こどもの安全教育総合研究所」の宮田美恵子理事長は、
道内の道路は首都圏よりも広く、
車がスピードを出しやすいと指摘。

幼稚買収など時間がかかる長期的な問題の解決と並行し、
「最高速度を時速30㌔に制限する『ゾーン30』を設けるなど、
すぐに取り組めることを模索してやるべきだ」
と語った。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

道内通学路が危険極まりないことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

市道交差点を渡る児童たちを前に、
積雪で車道と歩道の違いも分かりづらくなる。

卒業した小学校前に押しボタン信号機が設置されたのは、
小学1年生時のクラスメイトが、
学校前の横断歩道で交通事故に遭い、
亡くなったためである。

輪禍による子どもたちの尊い犠牲がないと、
横断歩道設置やガードレール設置が実現しないのは、
用地買収という壁があるためだ。

道内における危険な通学路が1800カ所。

道を児童が渡る際は、
通勤などで運転を急ぐ車への注意が必要であり、
車の運転手と目線を合わせ、
車道を渡るタイミングを見計らうしかない。

ないじゃねぇよ。

将来有望な子どもの命と、
公共事業を進めるために土地を取得する用地買収、
どっちが大事なのよ?

ノータイムで前者だろう。

事件が起きてからでないと動かない警察同様、
惨事が起きてから重い腰を動き出す。

例によって行く先々には危険が待っている。

君を守るのは君自身だ。

しかし、
年端も行かぬ子どもを守るのは、
至難の業であり、
大人の役割である。

加えて、
交通安全教室に関しては、
警察は運転免許講習で視聴する映像を段階的に作成し、
幼少期から何度でも刷り込む必要がある。

子どもの将来を守るのが大人の役割なのだから。


(4)今後、どうするか?

・交通事故対策に関する記事をスクラップする。

・車の運転に再三再四注意する。

・私事でも長期的な課題とすぐに取り組めることを並行して行う。


今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

道内通学路の不安解消は、
半永久的な課題です。


皆さんも、
道内約1800カ所の「危険」を認識しましょう。

少しずつ地道に解決の一手を打ちましょう。