今回紹介する記事は
2021年4月10日付けの
 
「朝日新聞」の記事です。
  
【最低三つのパターンを覚える テンプレートを知ろう】



というタイトルで、
「伝わる文章が『速く』『思い通り』に賭ける87の法則」著者山口拓朗氏が、
文章の型(テンプレート)には、
結論優先型・列挙型・ストーリー型があることについて、
紹介しております。

(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 この前教えてもらった
「自問自答」
をするようにしたら、
文章が分かりやすくなった、
って上司に言われた。

 さて、
今日は、
文章の型(テンプレート)について話す。

 文章って、
いくつかのパターンに整理される。

最低三つ覚えておけば、
だいたいは使える。

「結論優先型」、
「列挙型」、
「ストーリー型」、
の三つである。

 まず、
結論優先型は、
結論を最初に言って、
その後に理由や背景、
まとめを書くパターン。

 例えば、
上司への契約不成立の報告事例を挙げる。

①    A社との契約は不成立になった

②    A社は最低でも予算300万円はほしいとのこと

③    一方、
  当社が出せるの最大で200万円

④    仕切り直して200万円の予算内で受けてくれる企業を探す

以上である。

 ネガティブなことでも最初に結論を持ってきたほうがいい。

 「知りたい情報」を先に持ってくるのが鉄則となる。

契約不成立の理由や背景から書きたくなるけど、
「言い訳がましい」
と逆にととられることもある。

 列挙型は、
最初に、
「ポイントは三つある」
などと書いて、
その後項目を列挙して苦パターンである。

「ポイントが三つあるんだな」
と読み手に心の準備をしてもらえるメリットがある。

 例えば、
トラブル対策の提案書や、
マニュアル類や料理のレシピなどにも使える。

「解決策は以下の三つである」

「操作は以下の3ステップで行う」

「以下の三つの手順で調理を進める」

 注意点として、
「列挙の接続詞」
がある。

「はじめに」
で始まったら、
「続いて」
「最後に」
となる。

「第一に」
だったら、
「第二に」
「第三に」
と続ける。

 最期のストーリー型は、
前半(マイナス)と後半(プラス)の落差で、
読み手の心を動かす書き方である。

挫折や弱点から入り、
転機を経て成功する、
いわゆる
「サクセストーリー」
を書く。

 具体例として、
①    昔、
私は虚弱体質だった

②    空手映画「ベスト・キッド」が私の人生を変えた

③    空手道場に通い続け、
体質改善できた

④    国体に出場するのが夢
 
という感じである。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

三つの重要性を指摘した記事だったため。


(3)自分はどう思うか?

昔々ある所にいたおじいさんとおばあさんには、
子どもの目標達成のために、
できそうなことが3つありました。

①    子どもを丈夫に育てる

②    キャッチコピー入りの装備品を調達する

③    協力者への報酬を用意する

以上の3点です。

4月土曜の四週に渡り、
朝日新聞で紹介された、
伝わる文章の書き方シリーズを四回の2回目である。

今回は、
「3つ」に着目する。

0から9の数字とは面白いもので、
それぞれに特徴を持っていると、
誰かが言っていた。

以下、
セミナーの内容を掻い摘んで紹介する。

前回や次回と重なる部分があると思われるが、
文章作成において、
万事において重要な点なのかと捉えていただけると幸いである。

論理的に書くための型として、
型こそすべて!
である。

守破離「守る・破る・離れる」のように、
ロジカル・ライティングとは、
「型にはめること」
である。

ロジカルとは論理的。

つまり、
誰が読んでも明確に伝わること。

ロジカルシンキングとは、
主張には根拠とデータが必要である。

これをやりたいの主張が先に示す必要があるのは、
相手に動いてもらうため、
根拠は後でもいいから、
決める必要がある。

結論に対する根拠が妥当、
書く主張が妥当、
要するに、
誰にでもわかるように筋道を立てて考える能力のことである。

超・簡単!すぐ使えるロジカル・ライティングの型として、
ロジカル3兄弟の口癖がある。

長男は1メッセージ君である。

話す時はいつも「1メッセージ」である。

「要はこれです」
「一言で言うと」
「つまり~」

次男は2W1H君である。

口癖は「何を・なぜ・どのように」を必ず入れる。

三男は3の法則君である。

特徴として、
「3つに分けます」
「理由は3点あります」
である。

この三兄弟を型に入れると、
以下のようになる。

「~を3点に分けて述べる。

第一に~。

第二に~。

第三に~。

以上3点により、
~である。」

人間は3つまで認識できる。

それ以上は無限大となり、
考えなくなる。

論理の基本は「パルテノン神殿」である。

上の天井と下の土台を1メッセージ、
三本柱主張が3の法則、
1と3をつなぎとめる根拠を2W1Hが担うのである。

文章は3つに分けて構成する。

1000字の文章でも、
基本は変わらない。

序論・本論・結論

序論(最初・真ん中・最後)、
本論{(各論1(最初・真ん中・最後)・各論2(最初・真ん中・最後)・各論3(最初・真ん中・最後)}、
結論(最初・真ん中・最後)。

デカルト曰く、
「困難は分けよ」

ここで
昨日紹介した、
結結結結の結論サンドイッチ法を導入すると、
書きやすい。

PREP法(なぜなら/たとえば法)である。

Point・Reason・Example(Episode)・Point
結論・理由・例示(事例)・結論
一言・なぜなら・例えば・このように

結論をいきなり言って、
最後に結論をもう一度言う。

以上、
掻い摘んで講座と重複する部分を紹介した。

残り二回も後日紹介しようと思う


(4)今後、どうするか?    

型にはめる方法をおさらいする。

主張には根拠とデータを添えることを忘れない。

最低三つの手を考えるように日頃から心がける。

…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

3つに分ける、
3つだけ伝える、
最低三つ用意する。

3という数字は多すぎず少なすぎず、
という意味を持っているようなので、
重宝しています。


皆さんも、
文章のテンプレート型として、
・結論優先型
・列挙型
・ストーリー型
を常に意識しましょう。

相手にわかりやすい文章は、
自分を伝えやすい文章です。

備えておいて、
決して悪いことではないと思われます。