今回紹介する記事は
2021年4月6日付けの
     
「毎日新聞」の記事です。
      
【NHK異論を排除 沿道から五輪反対の抗議 聖火中継 音声途切れた30秒】

 



というタイトルで、
NHKが聖火リレー中継において、
都合の悪い『オリンピック反対』という市民の声を消したことについて、
紹介しております。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 NHKが中継する東京オリンピック聖火リレーの映像から、
一時的に音声が消える「異変」があった。

1日夜、
聖火ランナーが長野市内を走っていた時だった。

「オリンピック反対」。

沿道で抗議行動をしていた市民の声が、
一瞬中継に入り込んだ。

その直後、
中継から音声が消えたのだ。

SNS上では、
「都合の悪い音声」
を消したのではないかとの声が出ている。

 聖火リレーの中継は、
NHKによると、
国際オリンピック委員会(IOC)と東京オリンピック・パラリンピック組織委員会とNHKの3社合意に基づき、
NHKは聖火リレーのランナー正面からの映像を単独で撮影している。

その映像を組織委にも提供している。

 長野市内の聖火リレーは、
第7走者の途中から約30秒間にわたって、
音声が途切れていた。

 次のような経緯だった。

第7走者の男性映像は計2分21秒。

▽第7走者の男性が登場し、
 聖火を引き継いで出発

▽出発(映像開始)から58秒後
 「オリンピックに反対」
 「オリンピックはいらないぞ」
と沿道における抗議の声が中継に入り込む

▽出発(同)から1分3秒後
 中継の音声が消え、
 映像だけに。

▽出発(同)から1分30秒後
 音声のボリュームが徐々に戻る。

 運動の地点を過ぎていたためか、
 抗議の声は聞こえない。

 ツイッターでは1日夜から、
この映像が拡散され、
「不都合な発言」
「異論を排除」
などNHKに批判的な投稿が目立った。

 抗議行動を行ったのは、
1998年の長野冬季五輪に反対した
「オリンピックいらない人たちのネットワーク(復刻)」
のメンバーら11人だった。

 「コロナ対策にこそ力をそそげ」
「五輪やめて」
と書いた横断幕を持ち、
拡声器を使って五輪反対を訴えた。

だが、
近くの警備員と見られる人から、
一時止められた。

五輪組織委のガイドラインでは、
「大声を出さずに拍手で応援」
としているが、
現場の映像からは声援が聞こえる場面もある。

実際には、
抗議を封じ込める狙いがあるのではないだろうか。

 大きな混乱もなかったというのに、
何故中継の音声が突然、
消えたのだろう。

五輪組織委に取材すると、
担当者が、
「組織委の管理ではない」
と回答した。

その上で音声を消すなど、
中継映像の編集については、
「NHKの判断になる。

要因はわかりかねる」
とにべもなかった。

 NHK広報部に問い合わせると、
担当者が、
「さまざまな状況に応じて判断して対応した」
とコメントした。

「さまざまな状況」
とは何なのか。

 聖火リレーの何を受けて配慮を検討したのかを聞くと、
「沿道からさまざまな声が上がっていたことは事実である。

そうした状況を踏まえてということである」
と説明した。

また
「さまざま」
である。

現場からの音声を「絞った」のだという。

どこまでも煮え切らない「回答」である。

 東京都立大・武蔵野台客員教授の枡本直文さんは、
「これまでのどんな五輪でも反対意見があって、
抗議運動が行われてきた。

沿道でデモがあっても、
許されてきた。

NHKが報道しないと判断をしたとしたら、
非常に不自然である」
と疑問視する。

 ちなみに、
NHKは北京五輪聖火リレーの現場で、
チベット独立を叫ぶ抗議デモの映像をニュースとして、
世界に放映していた。

その際、
中国当局は、
海外メディアのニュースを国内で遮断し、
NHKは批判的に伝えた。

北京五輪の聖火リレーで抗議デモを報じ、
東京五輪で音を絞るのは、
ダブルスタンダード(二重基準)ではないのか。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

NHKは公共放送ではなく、
大本営発表に成り下がったことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?
 
学生時代、
小学校高学年から高校卒業辺りまで、
大河ドラマや連続テレビ小説を真剣に見て、
相撲に高校総体と教育テレビの中継を視聴して、
合宿先において、
君みたいな人間は全国においても貴重だねぇ、
と半ば馬鹿にされたように言われたことを覚えている。

それでも自分の良さだと誇りに思っていた。

あれから約二十年。

東日本大震災から安倍晋三一味が返り咲き、
NHKは自民党広報局に成り下がった。

ニュースは見なくなったし、
連続テレビ小説や大河ドラマも疎遠になった。

地方のニュースと天気予報、
EテレやBSNHKの静かな番組はたまに視聴しているが、
総合で全国版ニュースを見ることはここ数年なくなった。

売国奴竹中平蔵一味は、
EテレやBSNHKを邪魔だから、
潰そうと画策している。

東京インパールシロアリンピックに抗議する声を踏みにじり、
歓迎されているとフェイクニュースを垂れ流すことは、
国民から金をまきあげて国民のためと声高に叫ぶ組織のすることではない。

今年は間違いなく衆議院選挙がある。

板野裕爾を専務理事に舞い戻らせ、
自民党広報局としてフェイクニュースを垂れ流し、
国会審議をまともに放映せず、
日本を破滅に導くNHK総合。

かつてNHKを信奉してやまなかったものほど、
今年の衆院選は、
夢のような十年で成り下がった組織を立て直す契機である。

「さまざま」

曖昧語として、
外部セミナーで仕事において使ってはいけない言葉として、
紹介された。

IOC・組織委・NHKの駄目トライアングルが醸す腐臭に対して、
こういう知性を感じさせない言葉は使いたくないのだが、
あえて声を大にして言おう。

「くたばれ!東京インパールシロアリンピック!」

国会を数の力で強制的に閉会させ、
国民の私権を制限する悪法、
重要土地法案を深夜に強行採決した自民・公明・維新・民民には、
絶対に投票しない。

そう感じた記事である。


(4)今後、どうするか?

・東京インパールシロアリンピックに反対する。

・NHKの放映を信じない。

・「さまざま」という言葉を使わない。


今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

東京インパールシロアリンピックに関する記事は、
以前紹介しました。

NHKは国民のために働かない放送局に成り下がりました。

まともな人間ほど、
降板や左遷され、
決定権をもつ者は忖度腰巾着ばかりではないでしょうか。


皆さんも、
NHK放送を疑いもせずに信じないで下さい。

残念ながら昔の公共放送ではありません。

新聞やインターネットを比較して、
真実を探り続けて下さい。