今回紹介する記事は
2020年12月10日付けの
 
「日本掲載産業新聞」の記事です。
  
【「報・連・相」のポイント 正直で正確であること、相手にとって必要な情報を適切な手段で伝える、される側が気をつけなくてはいけない。】

というタイトルで、
ECC取締役塚田訓子氏が、
仕事の基本である「報・連・相」について、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

「報・連・相」は仕事の基本と言われる。

この3つがないと、
仕事を進めることとはできないし、
仕事の精度が変わったりすることもある。

では、
「報・連・相」のポイントとは何なのだろうか。

「報告」で重要なのは、
正直で正確であることである。

どれだけ正確な情報が手元にあるのか。

特に問題が発生したとき、
重要なことは原因を把握することである。

それなしに再発防止できない。

なぜ起きたのかを筆頭に、
確認すべき点は多々ある。

だから、
「トラブルが発生した」だけでなく、
理由も報告すべきである。

ただ、
原因究明に時間がかかるようであれば、
第一報として「○○が発生した」という報告が優先される。

されに、
ごまかした報告をすることは、
絶対にやめるべきである。

不正確な報告をもとに対応し、
さらに事態が悪化する、
というのはよくある話である。

そのためには、
過度に個人を責めるのではなく、
原因を究明し、
対策を考える姿勢が必要なのだと思う。

「連絡」で重要なことは、
相手にとって必要な情報を適切な手段で伝える、
ということである。

ちょっとした連絡の中にも、
相手への気配りができると、
その後のやり取りもスムーズになるはずである。

「相談」は、
される側が気をつけなくてはいけないと思う。

する側は悩んでいるから相談したいわけである。

相談される側は、
相手の悩みを真摯に受け止める必要がある。

仮に、
大したことではないと思える内容であっても、
悩んでいる本人にとっては、
「大したこと」なのを理解すべきである。

そして、
途中で遮ったり、
すぐ結論を言ったりせず、
相手に十分話させることが重要である。

人は自分の話したいことを十分話すことで、
「自分の気持ちを理解してもらえた」
と思えるものである。

聞いてもらっただけで、
気持ちがおさまったように覚えている。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

「報・連・相」の重要性について、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

伝言ゲームのできない組織は、
先が暗いと、
どこかで聞いた。

「報告」において、
問題発生時に、
原因究明をしないため、
いつまでたっても改善が見られない。

上にはごまかした報告をして、
結局事態が悪化する。

過度に下を責め、
一人を人身御供の血祭りに、
仕立て上げる。

「連絡」を相手の立場に立って考えず、
休日や深夜に、
相手の士気が下がる電話やメールをする。

「相談」してきた部下の話を途中で遮り、
勝手な持論を展開した挙句、
「大したことではない」と断定して、
勝手に打ち切る。

こんな組織、
世のため人のため、
消えた方がいい。

この記事は、
「報・連・相」ができない組織に、
過去形と現在形で身を置く人間に対して、
少しでも自分を振り返ってほしい思いで、
取り上げた。

少しでも救いになってくれれば、
幸いである。


(4)今後、どうするか?    

・「報・連・相」に関する記事をスクラップする。

・今一度「報・連・相」の定義をおさらいする。

・未来に向けて「報・連・相」を自分なりに構築する。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

偉そうに語っておりますが、
自戒を込めた記事です。

自分も、
知らず知らずのうちに、
やってはいけない言動をしていると思われるので、
今一度「報・連・相」の基礎基本を読み返します。


皆さんも、
「報・連・相」の礎を今一度、
振り返ってみて下さい。

そこから次の一手を打てるかもしれないからです。