今回紹介する記事は
2020年4月8日付けの
     
「北海道新聞」の記事です。
      
【発熱 炎症で脳刺激 37.5度超に】

 


    
というタイトルで、
札医大医学部教授當瀬規人氏が、
発熱の原因は、
体に怒っている炎症のためであり、
発熱の原因はたくさんあることについて、
紹介しております。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ています。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

 


(1)内容の要約

気温や室温など、
体の周囲における環境温度が変化していないのに、
体温が上昇する現象を発熱と呼ぶ。

体の方で普段より熱を出して、
体温が上がるように見えるからである。

通常、
人体の温度はおおむね37度で維持されている。

なので、
人は恒温動物であるといえる。

この温度は体の中心部分における温度であり、
体の表面、
つまり皮膚での温度は、
37度より低くなる。

その温度は人により異なり、
36度前後の人が多くなる。

これは、
皮膚に熱を運ぶ役割を持つ血液の流れに違いがあるからである。

「平熱が低い」という言い方は、
ここから生まれるが、
そういう人でも体の真ん中は37度なのである。

昔は皮膚温で37度以上としていた。

今は、
皮膚温で37.5度以上に上がったら、
発熱と考えるようになっている。

発熱の原因は、
体に怒っている炎症のためである。

炎症の際に生じる物質が、
体温を調節する脳を刺激して、
体の真ん中における体温を上昇させるのである。

炎症はウイルスなどの病原体のせいで引き起こされるが、
外傷やがん、
免疫異常などでも起こるので、
発熱の原因はたくさんあることになる。

健康管理のために、
普段から体温を測ってみてほしい。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

発熱の定義について、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

人間は変温動物ではなく、
恒温動物であると中学理科で習った。

平熱が35度台のため、
36度後半になると、
体調不良ではと、
日々怯えていた。

この記事において、
皮膚温で37.5度以上に上がったら、
発熱と考えるようになっていると、
今は定義されるようになったと知り、
安堵した。

発熱の原因は、
風邪などにみられるウイルスが体内に侵入するだけでなく、
骨折などの外傷によるものも該当し、
炎症によって生まれる物質が、
体温調節する脳を刺激することであると紹介されている。

このようにかみ砕いて説明してくれると、
ありがたい。


(4)今後、どうするか?

・発熱のメカニズムについて調べる。

・発熱は皮膚温で37.5度以上と定義されることを認識する。

・健康管理のために、
 体温を測るようにする。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

発熱という言葉は、
かつては皮膚温で37度以上としておりましたが、
現在は皮膚温で37.5度以上と変更されたことに、
驚きました。

言葉の定義は時の経過とともに、
変化することを忘れてはならないと感じました。


皆さんも、
発熱の定義を抑え、
健康管理のために体温測定を行って下さい。