3月第二日曜日に、
大阪商工会議所主催
ビジネス会計検定を
受験します。
 
そのための備忘録(試験対策)を発信します。

今回は、
【財務諸表分析 問題集】

について、
紹介します。


9-1

・当座比率:流動比率よりも換金可能性の高い資産のみを利用した安全性の指標であり、
      その値が大きい方が望ましい。


9-2

・正味運転資本:流動資産から流動負債を控除した額。

・流動比率:100%未満ということは、
      支払期限が近い債務に対して、
      その返済のための資金が不足していることを意味する。

・当座資産:現金及び預金、受取手形、売掛金および有価証券。

・手元流動性:現金及び預金と有価証券が含まれる。

・固定比率:純資産に対する固定資産の大きさの比率。


9-3

・固定長期適合率 = 固定資産/(純資産+固定負債) × 100

・固定比率 = 固定資産と純資産のバランスに注目した指標。


9-4

・固定長期適合率 = 固定資産/(純資産+固定資産) より、
           固定長期適合率が100%以下の場合、
           固定資産≦(純資産+固定負債)なので、
           流動資産≧流動負債となる。

・負債比率200%(負債:純資産 = 2:1)の場合、
 自己資本比率は33.3%(1/█(2+1@))となる。

・負債比率は自己資本に対する負債の割合なので、
  その値が大きくなると、
 自己資本比率は小さくなる。

・自己資本比率:その値が高いほど長期的な安全性は良いと言える。


9-5

・営業利益 5,400
・営業外収益 
 ・受取利息 300
 ・有価証券利息 250 
 ・為替差益 200
 ・仕入割引 550
・営業外費用 6,700
 ・支払利息 500
 ・社債利息 200
 ・売上割引 450
 ・有価証券売却損 900
 ・有価証券評価損 150
・経常利益 4,500
・特別利益
 ・投資有価証券売却損 150
・特別損失 4,650
 ・固定資産売却損 250
 ・減損損失 50
・税引前当期純利益 4,350
・法人税、住民税及び事業税 1,400
・法人税等調整額 △50
・当期純利益 3,000

問1
・営業外費用 = 500+200+450+900+150 
              = 2,200

問2
・売上高経常利益率 = 経常利益/売上高 
       12%   =     4,500/売上高
            売上高  = 37,500

・売上高当期純利益率 = 当期純利益/売上高 
  売上高当期純利益率  =  3,000/37,500
  売上高当期純利益率  = 8%


9-6

・総資本回転率:総資本の全額が同じであれば、
        売上高を増加させることにより、
        高くなる。

・インタレスト・カバレッジ・レシオ:1未満となることはある。


9-7

・売上債権回転率:高い方が望ましい。
  売上債権回転期間:短い方が望ましい。

・棚卸資産回転率 = 売上高/棚卸資産
         = 250,000/50,000
         = 5回


9-8

・ROE = 売上高当期純利益率 × 総資本回転率 × 財務レバレッジ
  5%  = 売上高当期純利益率 × 1.25     × 200%
      売上高当期純利益率 = 2.0%

・ROE = 売上高当期純利益率 × 総資本回転率 × 財務レバレッジ
      = 2.5%        × 1.00     × 400%
       = 10%
 

9-9

・自己資本比率↑ ⇒ 負債比率↓ ⇒ 財務レバレッジ↓


9-10

・自己資本営業C/F比率 = A社の方が収益性は優れていると判断できる。

・営業C/F対流動負債比率:B社の方が短期の安全性が優れていると判断できる。

・設備投資額対C/F比率:B社の方が積極的な設備投資を行っていると判断される。

            両社は過剰投資の心配は100%を超える場合などある。


9-11

・設備投資額対C/F比率 = 設備投資額/(営業C/F) × 100

 ・設備投資額 = 有形固定資産の取得による支出 – 有形固定資産の取得による収入
           X1年度 = (130,000-10,000)/120,000 × 100
               = 100%
               X2年度 = (70,000-10,000)/80,000 × 100
               = 75%


9-12

・損益分岐点売上高:限界利益が固定費と等しくなる売上高である。

・利益を計上している場合は、
 損益分岐点比率は100%未満となる。


9-13

問1

・営業利益 = 売上高 – 変動費 – 固定費

 ・損益分岐点分岐点売上高 = 固定費/(1-変動比率)
           9,000 = 固定費/(1-0.5)
                固定費 = 4,500
 ・変動費 = 売上高×変動比率
      = 300個×500円×50%
      = 7,500

 ・営業利益 = 15,000 – 7,500 – 4,500 = 3,000

問2

・損益分岐点比率 = 損益分岐点/売上高 × 100
         = 9,000/15,000 × 100
         = 60%
問3

売上高 (300-75)×50円 = 11,250
変動費 11,250円×0.5 =  5,625
固定費            4,500
営業利益           1,125

問4

売上高 300×55 = 16,500
変動費             7,500
固定費        4,500
営業利益       4,500


9-14

・自己資本比率を高めると、
 財務レバレッジは下落する。

・株価純資産倍率(PBR)は、
 1を下回ることはある。


9-15

・株価収益率(PER) = 1株当たり株価/(1株当たり当期純利益(EPS))
 ・1株当たり当期EPS) = 親会社に帰属する当期純利益/発行済株式数
          = 60/(1,500/120)
          = 4.8

・株価純資産倍率(PBR) =  1株当たり株価/(1株当たり純資産(BPS))
  ・1株当たり純資産(BPS) = 純資産/発行済株式数
            = 60/(9,600/120)
            = 0.75


9-16

・株式益回り = (1株当たり当期純利益(EPS))/1株当たり株価 × 100
  ・1株当たり当期純利益(EPS) = 親会社に帰属する当期純利益/発行済み株式数 × 100
         = (160/10)/250
              = 6.4%


9-10

・労働装備率 = 有形固定資産/従業員数 
       = (2,500×110%-1,180-2,750-530)/50
       = 15.4