今回紹介する記事は
2019年6月6日付けの
  
「北海道新聞」の記事です。
   
【飲酒運転ゼロへ種まき 砂川5人死傷から4年 自動車学校指導員 湯浅さん 市民に無料講座】

 


 
というタイトルで、
砂川市内の自動車学校の指導教員湯浅直樹さんが、
飲酒運転撲滅を目指す出前講座を仕事の合間を縫って、
個人のボランティアとして始めた「飲酒運転ゼロの種まき」が、
地域に広がりつつあることについて、
紹介しております。

 

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ています。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 新聞記事の紹介について

 


(1)内容の要約

 

2015年砂川市国道で起きた一家5人死傷事故から4年を迎えた。

 

「事故が減らない背景には、
飲酒への認識の甘さがある。」

 

砂川高校で開かれた講座で、
砂川市内の自動車学校の指導教員湯浅直樹さんは、
全校生徒を前に強い口調で話した。

 

湯浅さんは2018年12月、
NPO法人アスク

が養成する「飲酒運転防止インストラクター」の資格を取得した。

 

4月から、
飲酒運転防止を呼び掛ける無料の出前講座を始めた。

 

砂川高校出の講座もその一環だ。

 

湯浅さんの背中を押したのは、
変わらない現実だ。

 

道内では昨年、
飲酒が絡む人身事故が131件起きるなど、
飲酒事故が減らない状況に憤りを覚えた。

 

事故の風化も心配だった。

少しでも飲酒運転を止めなければと決意した。

 

道内では、
今年4月時点で229人がインストラクターに登録されている。

 

湯浅さんの思いに共感して、
近隣市の滝川の自動車学校の指導員も、
資格取得を目指すなど、
飲酒運転撲滅への輪は徐々に広がっている。

 

「悲惨な飲酒運転の事故が起きた砂川だからこそ、
抑止に力を入れなければならない。」

 

強い決意がにじんだ。

 


(2)なぜこの記事を切り抜いたか 

 

飲酒運転撲滅に向けて動き出した市民の行動が、
運動として広がりつつある記事のため。

 


(3)自分はどう思うか?
 
飲酒により、
酒乱及び豹変し、
自他ともども破壊の限りを尽くす輩が後を絶たない。

以下、
自分の経験談である。

 

公共交通機関内における衆人環視の下で暴言を吐く輩、
店内において他の客が楽しんでいる眼下で暴力を振るう輩、
挙句の果てには、
日付が変わる時間に電話をかけ、
電池が切れるまで通話による罵詈雑言を繰り出し、
相手方家族まで起こすという迷惑行為をする輩。

 

加害者は、
長という役職や、
権限を持っている人間である。

 

そして当の本人は、
「そんなに悪いことしましたか?」
とすっ呆けた態度や、
「その場でごめんなさいすれば禊は済む」
程度にしか考えておらず、
上司には報告しない。

 

とどめとして、 
被害者が事業主に対して、
被害の始終を報告すると、
「酒が入っているのなら仕方がない。」
「まぁ大目に見てやれ、悪気がないのだから。」
「そもそも言われる君にも問題がある。」
という返答がある。

 

加害者を保護し、
被害者を攻撃してくるから、
救いようがない。

 

そのような経験をしているがゆえに、
酒の呑めない自分は、
飲酒が伴う会合に対して、
不快・恐怖・憎悪というマイナス感情を抱いている。

 

砂川自動車学校指導教員は、
変わらない現実に対して、
憤りを覚え、
実際に自ら資格取得し、
時間を作り出して、
出前講座を開く行動が、
他人を動かし、
現実を変えた。

 

種まきが功を奏し、
飲酒運転撲滅の輪が徐々に広がっていることは、
実に素晴らしい。

 

自分自身、
日常の不満(仕事・政治・人生)を募らせ続けている。

 

現状を少しでも変えようと、
新聞スクラップをしてブログで発信し、
資格取得を目指し検定を受験し、
機会があれば市民講座やセミナーに参加しているが、
日常の不満を紛らわす程度に止まっている。

 

自己評価が低いのか、
動きが足りないのか、
目標が曖昧なままなのか。

 

PDCAサイクルを見直し、
面談をして、
何を大事にするか検証する必要があると感じている。

 


(4)今後、どうするか?

 

飲酒運転、
身の回りでやるような輩を許すな。

 

例え上司であろうとも、
行政機関(警察)に通報することすら厭わない。

 

酒の席でからまれそうになったら、
「素面の時に話してくれ」と言って逃げる。

 

夜中に暴言吐く電話をしてくる輩は、
全て録音し、
行政機関(労働局・労働基準監督署)や司法機関(地方裁判所)に相談せよ。

 


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

 

酒に罪はありません。

 

悪いのは、
飲酒への認識の甘さがある人間です。

 

飲酒運転撲滅のために動き出した湯浅さんの行動こそ、
草の根という市民活動ではないでしょうか。

 

思いと行動が合致して、
周りを動かす。

学ぶことは多々あると思います。

 


皆さんも、
飲酒については、
十分に振り返ってみて下さい。

 

もし知り合いに呑めない人間がいらしたら、
心の傷を持っているかもしれないのですから。