今回紹介する記事は

201947日付けの

                              

「北海道新聞」の記事です。

                                       

【マウンティング なぜ起こる 「不安の源」まず探る】

 

 

というタイトルで、

マウンティングがなぜ起こるか、

された時の対処法について、

産業医大室正志さんが、

紹介しております。

 

つもどおり、

「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。

 

(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 新聞記事の紹介について

 

1)内容の要約

 

マウンティングという言葉を辞書で引くと、

動物社会における順序確認の行為で、

攻撃を抑止したり、

社会的関係を調停したりする、

馬乗り行為と定義されている。

 

一般には、

他人に対して優位に立とうとする行為を認識されている。

 

人は何故、

マウンティングをするのか。

 

人間には、

自分と他人を比べてしまう本能があるからである。

 

弱い自分を守るための防衛反応と言える。

 

マウンティングが広がっているのは、

価値観が絶対的なものでなくなり、

何が『勝ち組』なのか分かりにくくなったためである。

 

マウンティングされた時の対処法は、

まずは受け流し、

相手の不安を探る。

 

航空機の客室乗務員や看護師などの職種は、

相手の気持ちに思いを巡らせることで、

自分の気持ちを守り、

対処法を見つけやすくしているそうである。

 

心の持ちようが大切である。

 

自分がどんなことに優先順位を置いているのか明確にしておくと、

マウンティングされた時に踊らされたり、

傷ついたりせずに済む。

 

どんな時に感情が揺れてしまうのかを知っておくことで、

ある程度自制できるのではないだろうか。

 

 

(2)なぜこの記事を切り抜いたか      

 

マウンティングという本能に、

振り回されっぱなしである現状を指摘する記事のため。

 

(3)自分はどう思うか?

 

マウンティングは公私にわたって発生する。

 

偉い役職や重要な地位に就いているのに、

どうしてこの人間は、

それに見合わない幼稚な言動しかできないのか、

ここ数年そんな光景を味わっている。

 

「部下に恥をかかせてでも自己アピールする」、

「後継を育てて組織を活性化するという意義がない」、

「自分の意に反する者はどんな手段を使ってでも排斥する」…。

 

言語化することは大切である。

 

自分と他人を比べてしまう本能、

弱い自分を守るための防衛反応により、

マウンティングが行われているという背景を知っておけば、

踊らされない、

傷つけられないための対処法を用意できるのだろうか。

 

ここが獣と人間の違いと感じてやまない。

 

 

(4)今後、どうするか?

 

マウンティングは、

動物本能に基づく行為であることを理解する。

 

自分の優先順位、

どんな時に自分の感情が揺れるかを把握しておく。

 

自分を律すること、

自制することが人間であることを言い聞かせる。

 

 

…今回も自分の勉強がてら、

まとめてみました。

 

マウンティングは、

いつでも加害者にも被害者にもなる順序確認行為です。

 

相手からの「おどし」に負けないためには、

「自分の頭で考える」ことが大切ですよね。

 

 

皆さんも、

マウンティングの背景を知ることで、

自分と周りを壊さない、

壊されない術を学んで下さい。

 

貴方を守るのは貴方自身なのですから。