今回紹介する記事は

20181214日付けの

                              

「北海道新聞」の記事です。

  

【五輪、万博、そしてカジノ】 

 

 

 

 

 

 

 

 

というタイトルで、

作家・立教大客員教授平川克美氏が、

各自核論に路地裏の資本主義シリーズを投稿し、

紹介しています。

 

つもどおり、

「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。

 

(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 https://ameblo.jp/otaru10teine20jouhou30/entry-12504795390.html

 

1)内容の要約

「パンサーカス」

とは、

古代ローマの詩人ユウェナリスが、

浮かれる世相を揶揄した言葉だ。

 

東日本大震災とそれに続く原発事故の処理が一向に進まない状態で、

なぜ東京でオリンピックを開催しなければならないのかという思いがあった。

 

それ以上に、

スポーツの祭典を経済効果という言葉で語ることに、

強い違和感を感じたからである。

 

国民には、                   

パンとサーカスを与えておけば、

政治の不作為に異を唱えることはないし、

問題に気付くこともないとでもいうような為政者の不遜を感じなくもなかった

 

東京でお祭りをやって資源を集中する前に、

やらなくてはならないことは山積みのはずだ。

 

東京五輪が近づくにつれて、

同調圧力の高まっていることにもげんなりしていた。

 

2025年大阪万博決定のニュースには、

大阪府知事、

大阪市長、

経済産業大臣、

経団連前会長が、

小躍りする写真つき記事が飛び込んできた。

 

万博の財源は国民の税金である。

 

社会保障を切り詰めて誘致なのか。

 

フランスは、

国民がリスクを負うことを否定できないと、

今回の万博招致を辞退した。

 

この決定は、

国民の利益を長期的な尺度から勘案した結果であり、

フランス国民もしじしたということである。

 

これこそ見識というべきではないか。

 

祭りが終われば施設の大半は使い物にならない負のレガシー(遺産)になる。

 

この度の五輪招致も万博招致も、

一発逆転を賭けて有り金を叩く、

やけっぱちの賭博をやっているように見える。

 

その先に見え隠れしているのは、

巨大なカジノ施設である。

 

博打で儲けるのは胴元だけであり、

国民は胴元にはなれない。

 

 

(2)なぜこの記事を切り抜いたか                       

災害で十日以上上電力が届かない最中に、

民放とNHKが同時に東京五輪マラソン選考会を同時放映する状況に、

不快感を感じたため。

 

 

(3)自分はどう思うか?

 

福島はアンダーコントロールされている、

復興五輪と名乗るのであれば、

文字通り被災地で開催すればいいのではと考える。

 

万博において、

フランスが招致辞退したこと、

その理由をこの記事を初めて知った。

 

フランス革命において、

独立を自ら勝ち取った遺伝子が受け継がれていることの証明ではなかろうか。

 

約一年前に、

たった数日であってもブラックアウトを味わった北海道民は、

現在十日以上も大規模停電を味わう千葉県民に対し、

どんな思いを抱くであろう。                                                      

 

日曜午前中約四時間にわたり、

公共放送と民放放送が協力して放送したのは、

被災地の深刻な状況ではなく、

五輪選考レースである。

 

ブラックアウトを味わった人間として、

五輪は国民の生命や財産より重い、

という言葉が口から出てきそうもない。

 

 

(4)今後、どうするか?

平川克美氏の路地裏の資本主義シリーズの記事が出たら、

新聞ノートにスクラップする。

 

本間龍著「ブラックボランティア」を読む。

 

フランスの独立心について調べる。

 

 

今回も自分の勉強がてら、

まとめてみました。

 

五輪、

万博、

カジノ、

本当に必要なのは誰なのでしょうか?

 

反対意見を言うものを「反日分子」と蔑む人間達は、

何を根拠に賛成意見を支持するのでしょうか?

 

生命財産よりもそれらは重いものなのでしょうか?

 

 

皆さんも、

災害を他人事と考えず、

この機会に、

五輪、

万博、

カジノ、

本当に必要なのか考えてみて下さい。