今回紹介する記事は

2018128日付けの          

「北海道新聞」の記事です。

  

【空知管内奈井江町長832年間務めた北良治さん】 

というタイトルで、

地方分権と地方自治について、

奈井江町長32年間を務めた北良治氏が、

地方分権と地方自治についての思いを紹介しております。

 

いつもどおり、

「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。

 

(4つの視点についてはこちらをご覧ください
https://ameblo.jp/otaru10teine20jouhou30/entry-12504795390.html

 

 

1)内容の要約

832年奈井江町長北良治氏が、

2018126日退任した。

 

早くから地方自治の重要性を訴え、

地方分権を掲げてきた「改革派首長」の代表格である。

 

以下、

北良治奈井江前町長のお話である。

 

2003年の市町村合併時、

情報を町民に提供して住民自身に考えてもらえるよう、

データを示した上で、

住民投票を行うことにした。

 

併せて、

将来の奈井江を担う子どもにも考えてもらう必要があると考え、

学校に出向いて話し合い、

子ども投票も行った。

 

子どもが合併について親と話し合う家庭も多く、

関心は高まっていたと思う。

結果として、

奈井江は市町村合併せず、

大人73%

子ども84%の投票率で、

自立の道を選んだ。

 

自ら考え、

困難を乗り越える覚悟で自立の道を選択した町民は、

権利だけでなく義務も考えて投票したことで、

その後の行財政改革にも協力するという自治の実践を果たした。

 

もっと子供と話せばよかった。

 

子どもはまちづくりのパートナーであり、

子どもにとって何が最善なのかを考えることが大切なのである。

 

奈井江はまちづくりの精神が浸透しているため、

町民が自分で考え、

参加できる街であり続けると思う。

 

良いことは褒めて、

そうでないことは指摘していく。

 

以上、

北良治奈井江前町長の話である。

 

住民に必要なことなら前例がなくても実行する。

 

国や道が認めないなら、

制度を変えさせる。

 

全国初、

道内初と注目された政策も、

「地域のことは地域が決める」という自治を原点に考えれば、

当然の行動だっただろう。

 

北氏の引退は、

自治を巡る一つの時代の節目なのかもしれない。

 

 

(2)なぜこの記事を切り抜いたか                        

地方自治の重要性、

地方分権を掲げた地方公共団体首長の記事のため 

 

 

(3)自分はどう思うか?

道民なのに、

奈井江町がこれほど地方自治、

地方分権が浸透していたことを知らなかったことが恥ずかしい。

 

地方自治は民主主義の学校である。

 

将来を担う子どもたちにも考えてもらう必要があると考え、

学校に出向いて話をし、

子どもにも市町村合併投票を行った話は、

他の市民活動が参考にしてもよいのではないか。

 

権利だけでなく義務も考えて投票したからこそ、

その後の行財政改革に町民が協力し、

自治の実践を果たしたことは、

民主主義の大きな証明の一つとなるであろう。

 

世代を超えた交流は「LIFE SHIFT」にも関係があり、

次の世代のこどもたちに焦点を当てていることが、

何よりも素晴らしい。

 

退任されるのが惜しい人材だが、

自らが抜けても機能するシステムづくりには、

敬意を払わずにはいられない。

 

一度、

講演会があれば是非聞いてみたい。

 

お疲れ様でした。

 

 

(4)今後、どうするか?

何かしらの団体が、

学校に赴き、

将来を担う子どもたちに、

説明会を行っている活動記事があれば、

新聞スクラップノートに貼る。

 

自ら考え、

覚悟を持って道を選択し、

その後の行動に繋げるには、

事実に基づいた分析が必要と考える。

 

それを元に行動することで、

多少は責任や誇りを持って生きていけるのではないかと考える。

 

…今回も自分の勉強がてら、

まとめてみました。

 

将来を担う子どもたちに対し、

何が大切かを考えて行動することが、

他人任せにしない生き方を形成するのではないかと感じました。

 

皆さんも、 

自らの生き方に疑問を感じた時は、

自ら考え自ら行動する勇気を得るために、

将来を担う子どもたちにとって、

何が大切か考えると、

意外なヒントが得られるかもしれません。