三平汁(さんぺいじる)はご存知ですか?
北海道の郷土料理で、塩漬けやぬか漬けにした鮭やニシン、タラやホッケなどを根菜と一緒に煮込んだ汁物です。
約200年ほど前から食べられているようで、
冷蔵庫がなかった時代、魚は保存のために漬物にされていましたが、
食料の少なくなる寒い冬の時期、体を温めるものとして、三平汁ができたのです。
三平汁の名前の由来は、諸説あり、漁師の「齋藤三平」さんという方が、作った料理という説があります。
ほかには、有田焼の「三平皿」という深いお皿に盛り付けることから、「三平汁」と呼ばれはじめたという説があるそうです。
そんな三平汁は、にしん御膳の中にもございます。
当館の三平汁には、お野菜の代わりにこれまた北海道名物いももちが入っております。
いももちの他に大根と人参も餅にして入っております。
調理工程をチラリと…
芋や大根、人参は三平汁の地で炊いてあります。
そこに、片栗粉・上新粉・餅粉をそれぞれ用意致します。
まず、潰して、最後は手で捏ねます
片栗粉・上新粉・餅粉は、ふるいにかけて、芋等と混ぜ合わせていきます。
滑らかにまとまるまで、しばらく捏ねます。
一つ一つ成形して、蒸しあげて完成です。
北海道では、居酒屋等でもいももちは有りますので、なじみの食べ物なんです!
ぜひ、お試しくださいませ♪