ファンタジーオンアイスin新潟 観てきました。

 

今年は羽生選手効果でチケット取りづらいと言われていたようでしたが

どこでも見られりゃいいやな私は良席がどうのというのは関係ないのでとりあえず出かけてみました。

ステージ後ろでゲスト歌手の姿は見えませんが歌手を観に行くわけではないし、ちょうどスケーターたちが捌けていく所が見えるので、ある意味美味しい席で、高さがあるのでリンクが良く見渡せました。

オープニングで出演者が次々出てくると場内の歓声でわくわく感が増してきます。

羽生さんが出てきたときは割れんばかりの歓声で、うわぁやっぱりものすごい人気だなあと実感。

立ち姿も美しく華があります。

思えば8年前、プルシェンコさん見たさにファンタジーオンアイス新潟観に来た時にはまだ少年の羽生さん、白鳥の演目でジャンプですってんころりんしていたし、そんなに大歓声なかったこと思い出すと その成長ぶりと人気急上昇ぶりに仰天しました。

そうそう、八戸まで遠征してプルさんや羽生さん荒川さん目の前にして興奮で写真もろくに取れなかったけなあ。(プリンスアイスワールドでは最後に直接触れ合える時間があります。写真もオッケーですがファンタジーオンアイスは写真はNG)

出演者もメダリストオンパレードで本当に豪華!個人的にプルさんとランビが好きなもんで恥ずかしながらロシア国旗とスイス国旗持って行ったとです、はい。

レポ的なものは書けないんでアレですが、演目の中でも超沸騰したのは織田さんの「勝手にしやがれ」でした。パステルイエローのスーツ(ダンディ坂野じゃないて!)にメイクもばっちりで、会場の平均年齢もやや高めなので もうウケたのなんのって。お客がみんな両手を挙げて♪あ~~あ~ あ~~あ~って揺れてましたねえ。あたくしも思わず踊ってましたもの。大盛況でした。

プルさんの圧倒的な存在感も健在でした。タンゴアモーレでは腰振り全開でロングサイドのお客さんが次々なぎ倒されていくのを目にして思わずにやにやしてました。ニジンスキーもやってくださって、ロシア国旗ぶんぶん振り回して「ジェーニャ!」と叫ぶわたくしを観てお隣に座ってた御夫妻が「良かったわねえ、大好きなんでしょ?」とニコニコしてくださってこちとら恥ずかしさに顔真っ赤になりました。自制がきかなくて申し訳ありませんでした。

スペサルな演目としてはランビとバシリエフスの二人の 男子ペアによるプログラム。美形男子が二人で演じる眼福プログラムに、若干腐女子なわたくしにはおっさんずラブにしか見えなくなっちゃって「なにこれ!いいの?こんなおいしいことしていいの?」な感じでしたねえ。

今後正式種目として男子ペアとか男子アイスダンスとかやったらいいじゃん!

14時に開演したショーでしたが製氷タイム挟んで17時ころにようやく皆さまお待ちかねの羽生さん出てらっしゃいました。ユーミンの春よ来いピアノバージョンで演じられましたが、ため息が出るほど美しかったです。ルックス、スタイル、実力すべてが整ってる申し分ない王子さまっぷりでした。あんな綺麗なアスリートは他にいないんじゃないだろうか。

フィナーレでは出演者全員がリンクを周回した後一芸大会が始まるんですが、皆さん得意技を披露した後、さあ羽生さんの出番となって、大歓声の中助走に入りましたが、4回転パンクしてしまい、ものすごく申し訳なさそうにもう一回いい?って他のスケーター拝み倒して2回目行きましたが、これもものの見事にパンク!ついでに転倒して客席側の看板にぶち当たるという2COMBO決めてしまい、けがを心配したお客さんの悲鳴が響き渡りました。幸いすぐに立ち上がり戻っていきましたが、やっちまった感半端ない感じでしょんぼりと戻った羽生さんを出演者みんなが取り囲んでよしよししていて、ああ、この人みんなに愛されてるんだなあとほっこりしました。

ちょっと押したけど夢のような4時間が終わり、座長の羽生さんが一人残りましたが、負けず嫌いな彼ですから、もう一回リンクに繰り出し最後にものすごく美しい4回転トゥループを決めてくれました。

高さといい着氷といいこれを見るためだけに1万円払ってもいいと思える美しいジャンプでした。冥途の土産になりました。そして最後に肉声で「ありがとうございましたぁああ!」と叫んで捌けてゆきました。羽生さん、こちらこそありがとう。

 

夢のような4時間でした。まさにファンタジーの世界。

3Dで見るフィギュアスケートはやはりテレビで見るのとは違います。

はるばる新潟までいった甲斐がありました。アイスショーはチケットお高いですが、高いと感じさせない迫力と美しさと高揚感があります。

いい思い出がまた一つ増えました。

夜は私のために一日アッシー務めてくれた従妹と会食を楽しみ翌日帰途につきました。

いやー でも疲れたなあ。老いをひしひし感じます。