夢のようなおいしさが
あることを知ってもらうには
まずは食べてもらうのが一番。
そう思って1983年に
未来食レストラン風(フウ)を開店しました。
企画デザイン会社の仕事のかたわら、
仕事仲間の女性たちと、
交代で運営する
週末3日間だけ開店の社員食堂兼用のレストラン。
オーガニック食材にこだわった
ベジタリアンのパイとスープとパスタの店です。
みんな仕事を持ってるので、
そんなに料理に時間をかけられない。
その頃はまだいろんな自然食の料理など研究中だったので、
今よりはるかに料理に手がかかりました。
オフィスの階下が空いたので、
そこをレストランにして、
交代で料理すればそれを分け合うことで、
みんなの時間が節約できるし、
スタッフの健康も守れて一石二鳥、
という発想でした。
メニューは
タカキビハンバーグ、ヒエのコロッケ
玄米ごはんパイ、玄米粉クリームシチューのつぼ焼き、
つぶつぶスープ、ブラウニー、アップルケーキなど、
まだまだ少ないレパートリーながら、
誰もが興味を持って来てみたくなる店をと、
遊び心いっぱいに開店しました。
有り合わせの机や椅子を集め、
古い壁に明るいレモンイエローのペンキを塗って、
白とグレーのストライプのカーテンをつけて、
メニューをあれこれ考えて、
合羽橋を行ったり来たり。
チラシをコピーして近所に配ったら、
開店と同時にお客さんが来てみんなで大あわて、
こんな変わった店にはそんなに人は来ないと思っての開店で
全くの準備不足、ごはんて一人分どれだけ盛ればいいのかなと、
それからあわててお弁当を買いに走って180g盛って出す
というドタバタの開店でした。
毎週末が料理研究、そう、レストランというより
仲間たちと料理のデザインを楽しむ夢のキッチンでした。
いつしかスタッフも増えてちゃんと営業するレストランに成長。
高校を卒業して研修生としてレストランで働き始めた
今は寺田本家を次いでいる聡美さんが、カフェを開きたい
と言い出したので、
「そうか、カフェの方が若い人が気軽に来やすいよね。」
と、内装も名前も変えてつぶつぶカフェ、
そして、現在は昼はカフェレストラン
夜はイタリアンレストラン「未来食カフェレストラン TUBU TUBU」となりました。。
(未来食カフェレストラン TUBU TUBUは2018年12月をもって通常営業を終了します)
つぶつぶミラクルスイーツのレパートリーが増えて、
それを試してみたかったというのもありました。
つづく
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