香港のマッサージ
帰宅した。
「なんだこの暑さは!」と岡本太郎のものまねで言いたくなる日本だ。
香港と変わらない。
この夏がおもいやられるぞ。がんばれにっぽん!
帰りのリムジンバスの中で、うとうとしながら、昨日のマッサージのことを思い出していた。
90分コースでみっちり踏まれた後、着替えて、帰りに靴を履いた瞬間。
皆、靴ががばがばになっていることに気が付いた。3日間歩きっぱなしで足が相当むくんでいたということだ。
このいつものワンチャイの「ニューパレスサウナ」というマッサージ屋が相当効くのである。
で、問題は、
「むくみ」のことではなく。
会話として「(靴が)がばがばだねぇ」「ええ、ぶかぶかですね」という会話があったのだが、このような言葉、いわゆる「擬態語」というのは、どこまでが、正式な日本語というものなのか。
広辞苑に載っていれば正式か?今はもうウィキペディアというやつが強いのか?強い?ってなんだ。
「がばがば」「ぶかぶか」と同じような表現で、「ゆるゆる」「すかすか」でもよかったのではないか。繰り返せばよいのか。「ばがばが」とはいわないのか。なんか自分が知らないだけで世間で通用しているものがありそうだ。
「あくあく」とか「けすけす」とかはどうだ。
たとえば、「ぬ」でラ変だと、「ぬらぬら」「ぬりぬり」「ぬるぬる」「ぬれぬれ」「ぬろぬろ」だ。
学校で習った「ラ行変格活用」のことではない。格は関係ない。
「ぬらぬら」はなんかたまに使っている人がいるが、正式かどうかは微妙だ。ニュアンスはわかる気がする。
「ぬりぬり」と「ぬれぬれ」は、絵本やペンキを「塗り塗り」、あそこが「濡れ濡れ」というように、もう全くそのまんまで、擬態語ではないような気もする。
「ぬるぬる」はこの中では一番正式な言葉っぽい。「なんかぬるぬるして気持ち悪ーい」とかみんなが使っている。たぶん正式であろう。
問題は「ぬろぬろ」である。聞いたことがない。妖怪みたいである。妖怪ぬろぬろ。なんか「ぬらぬら」にニュアンスとして近い感じではある。もしかして私が知らないだけで、どっかの地方とかで、ちゃんと言葉としてあるのかもしれない。
知っている人がいたら連絡を。
妖怪をではなく。言葉の意味を。だ。
やっぱ妖怪でもいいか。
「ぬろぬろ」。どんな状態であろうか。
あまり真面目に勉強しなかったものだから、こういうのは自信がない。「しかしか」「くするくする」とかもなんか意味がありそうだな。
ないか。
そんなことをバスのなかで、ぼんやりと考えていた。
つかれているようだ。
本当につかれた。
ちなみにそのマッサージ屋は、男女とも利用できます。向かいが巨大しゃこの店です。おススメ。