つづき

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人生の初戦は、結果は散々だった。

まったく立たないし、立ってもゴムもつけられない。なんとも言えない惨めさだけが残った。
変な空気に収拾をつける法方も分からなかった。

れなは、本当に初めてなんだね、ゴムつける動画とか見てみる?みたいなこと言ってた。

優しくしてくれてたけど、気にしてないよ、みたいなことは言われなくて、やっぱりがっかりさせたかなーとか考えてた。

そのまま、朝までホテルで寝て、帰った。


このまま幻滅されて会えなくてもいいやって思ってた。
なぜか、れなのことは大切にしよう、彼女にしたいみたいな気持ちは芽生えなかった。

それは、深い仲になるのが怖いとかじゃなくて、この子も本当に俺のことを好きなわけではないってなんとなく分かってたから。

それでも、そんなどうしようもない関係は続き、3回目のお泊りでやっとちゃんと童貞を卒業した。

必死だったこともあって、正直、特別嬉しいみたいな感情はなかった。

5回目のお泊りで、付き合おうか?って話になったけど、実は元彼から復縁しようって言われてるってれなは言った。

続けて、俺くんのことも好きだし、すごく悩んでるって言った。

たぶんそういう類のことを言うんだろうなとは思ってたから、驚きもしなかった。

こんな歯の浮いたセリフでも、こんな可愛い子に言われたら、コロリと来る男は腐るほどいると思う。

これを最後に、れなとの関係は終わった。
落ち込んでたわけじゃないけど、友達には励まされた。

ただ、れなとの関係のお陰でひとつだけ分かったことがあった。

「セックスって大したことではない」

馬鹿にされるかもしれないけど、これは、俺の人生の中で大きい一歩だった。

付き合う前は、付き合う=セックスとしか考えられなかった。
そんなことない、って友達が言っていても、俺の中の考えは変えられなかった。

もちろんセックスは恥ずかしかったり、情けなかったり色々あるけど、良くも悪くもセックスは付き合う上での全てではないのだと感じた。

最初の投稿でも書いた通り、そういう意味で、童貞をドブに捨てて良かったと思ってる。

クソみたいなプライドとか、ゴミみたいな不安は童貞と一緒に捨ててしまえばいいと思う。
捨てたくても捨てられない人は風俗にでも捨てに行けばいい。

もちろん悩みは人それぞれだから、それが誰にしもいいとは思わないけれど、好きな人ができて、幸せになりたいのに、そんなことで前に進めないような人は勿体無いと本当に思う。


れなとの関係が終わったあとから、俺はかなりモテ始めることになる

違った形で童貞を捨てていたら、また違っていたのかそれは分からない

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つづく