近年、マンション管理適正化法施行や区分所有法の大改訂といった分譲マンションに関連する諸法令の整備とともに、マンション管理に関する意識が非常に高まりを見せています。
こうした状況の中、当日本住宅性能検査協会にも、マンションの住人や理事の方々から数多くのご相談が寄せられています。
居住者の高齢化に伴う理事会業務の引継ぎや、資産管理、集会の運営といった内容から、老朽化マンションの増大に伴う耐震診断や建物検査、修繕工事や修繕計画等に関する相談まで、その内容も多種多様です。
マンションにおける問題の多くは、それぞれのマンションの組織・運営体制と密接に絡んでいます。そのため、場当たり的な検査や助言・アドバイスでは根本的な解決を図ることが困難であり、個々のマンションの実情に応じて、根本的な管理体制から見直しをすすめていく必要があります。
そこで、当協会では、マンション管理士との協働による適切なマンション管理の支援体制の構築を推進しています。