そして・・・
こんな牌もつかって
麻雀してみたいと思いませんか?
ローカル役の成り立ちは三種類に分けられます。
- 1)日本独自で考案された役
- 2)アメリカや台湾などの
海外の麻雀から輸入された役 - 3)古い中国麻雀に由来する役=古役(コヤク)
大車輪(ダイシャリン)
大車輪とはピンズの2から8を対子で7組揃えることによって成立するローカル役満です。言いかえれば、清一色(チンイツ)の七対子型ですね。
この形に揃えることが絶対条件です。鳴きはなしでメンゼンのみ認められます。
なぜ、これが大車輪なのかというと、見ての通り、筒子を車輪に見立て、大車輪なのです。かなり知名度の高いローカル役で、オンラインゲームなどでも採用されることがあります。
一色四順(イーソースーシュン/イッショクヨンジュン)
同種の順子を4つ集めることによって成立します。言いかえれば、二盃口を同じ牌で集めたものです。
下位役に一色三順(イーソーサンシュン、イッショクサンジュン)という、同種の順子を3つ集めることによって成立する2翻の役も存在します。
別名・四連太宝(スーレンタイホー)と呼ばれ、浅見了さんが作ったとされています。ちなみにこちらのサイトhttp://www9.plala.or.jp/majan/ori18.htmlで四連太宝(スーレンタイホー)という別名がついた由来が説明されています。面白いので気になったかたはどうぞ。
鳴いた場合は食い下がりするかどうかは、あいまいですが、やはり鳴いたところで難しい役なので、鳴いても役満とする方が一般的です。
四連刻(スーレンコー)
四連刻とは、4つの連続した数の刻子を揃えることによって成立する役です。例えば、111、222、333、444、といった連番の刻子を集めることが条件です。
下位役に三連刻(サンレンコウ)という、3つの連続した数の刻子を揃えることによって成立する2翻の役があります。
ローカルルールならではの定義の揺らぎが四連刻にはあります。
- 雀頭は関係ない
- 雀頭も連番でなければならない
- 雀頭が連番な場合、純正四連刻で役満。雀頭が連番でない場合、6翻
- 対々和と複合して実質8翻
つまりですね、
このように、雀頭まで連続して続いた時に四連刻と認める、というルールもあるのです。しかし、個人的には、四の連続の刻子で四連刻なのでは・・・、と思いますが・・・。
ローカル役にはこのように、点数と定義の揺れがあるので、一概にもこれが正解だとは言い切れないです。しかし、一般的には上にあるようなルールですので、点数の決まりや雀頭の扱いは話し合って解決してください。
ちなみに、メンゼンの場合には必然的に四暗刻(スーアンコ)との複合になりダブル役満になります。
大七星(ダイチセイ、ダイチーシン)
字牌全て(東・南・北・西・白・發・中)を全て2枚づつ使った、字一色の七対子型。採用されていなくても、必然的に字一色になるので必然的に役満になる。確率的に難しいため、ダブル役満(役満の二倍の点数=子64000点/親96000点)にする場合もある。
七福星(シチフクセイ)や字牌七対子(ジハイチートイツ)とも呼ばれています。サモ・ハン・キンポー監督主演でジャッキー・チェンとユン・ピョウも出演している映画「七福星」は別に麻雀とは関係ありません。
花鳥風月(カチョウフウゲツ)
五筒を「花」、一索を「鳥」、自風牌もしくは場風牌を「風」、一筒を「月」に見立てた役。
ちなみに花鳥風月とは、美しい自然の風景や、それを重んじる風流を意味する四字熟語です。
風花雪月(フウカセツゲツ)
自風牌もしくは場風牌を「風」、五筒を「花」、白を「雪」、一筒を「月」に見立てた役です。
ちなみに風花雪月とは、中国語での花鳥風月の意味で、花鳥風月とは違い少しだけ負のニュアンスを帯びている言葉だそうです。