こんにちはグッチーです

今回は愛、アムールです グッチーさんの好きな監督である

ミヒャエル・ハネケ監督の作品 この作品アカデミーの外国語映画賞受賞してましたよね

パルムドールも2年連続で受賞しました 


老音楽家夫婦のジョルジュとアンナ アンヌの突然の発作から始まり

アンヌの異変が現れる 踏み切った手術の失敗から右半身に麻痺が残ってしまう

アンヌの意思によりジョルジュはアンヌと自宅で共に過ごすことを決める

それは壮絶な二人の介護生活の始まりであり、徐々に向かう最期への第一歩でもあった


ってな話です 


ぱっと見た目は美しい愛の物語に見えるかもですが

とんでもないです ハネケの作品に明るい話はありません

いやあほんと笑えないですね きついです

冒頭からアンヌが死んでるシーンですから 結末はアンヌの死なんですよね

それはもうはっきりしてます 問題はジョルジュの行方ですね

そこは最後に向かうにつれ判明していきます

はいこれがミヒャエル・ハネケです いやあヤバイです

なんかヤバイですよね なんか危ないです この風貌からして

まともな作品を作る気がしません 

ファニーゲームや白いリボン ピアニストにセブンスコンチネント

この作品を含めやっぱりまともな感じではないですね

理科不能な点も多々あり、ですが見始めると止まらない

しんどいんやけど見たくなる それがミヒャエル・ハネケです

ちょっと前のニュースで新作が頓挫したとのニュースがありましたが

とても残念です もうお歳なんでぜひとも早く再開して欲しいもんです

あっぱれだったのはアンヌ役のエマニュエル・リヴァですね

徐々に進行していく病 弱り行く姿 絶望的なまでにリアルに演じてます

それはあたかも実際彼女が実際そうであるような気にさえさせてくれます

主演女優賞にも選ばれてましたね 納得です


ジョルジュとアンヌの闘病生活がメインで描かれ 人を拒絶し徐々に二人とも

疲れ弱っていく姿を実にうまく表現しています 行き着く先は死しかなかったのか

見てて辛くなってきます どういう形でアンヌを殺したのかそれはジョルジュなのか

そしてジョルジュはどこへ行ったのか ここの辺りは映画の肝なので伏せておきますね

この曖昧な感じな投げかけ投げっぱなしっていう終わり方 もうハネケの

代名詞になってますね 非常にモヤモヤします


見終わった後の疲労感はハネケ映画の付きものですが

今回のテーマは割とリアルだったので余計に気分が滅入ったのかもしれませんね

楽しい気分では見れないのは言わずもがなです


ほなほなまた

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