私は5年前より、産経新聞社の社外取締役を引き受けている。先月の取締役会で、隣の席に座られたフジ・メディア・ホールディングス 専務取締役 太田英昭さんに、フジTVが7年間かけて制作した張麗玲さんの物語「中国からの贈りもの*1」を見て、大変感動したとお話した。すると後日、太田専務から3本のDVDが届いた。

「泣きながら生きて2」「小さな留学生3」「中国からの贈りもの」の3本で、私の妻は満州からの引揚者でもあることから、早速一緒に見せていただいた。

私は中国への個人旅行が許可されていない頃、妻の母、妻、娘と私の4人で長い旅をしたことがある。旅をして、そしてこのDVDを見て強く感じたことは、中国人の逞しい生きざまを、現代の日本人がしっかりと学んで欲しいということだ。

張 麗玲(ちょう・れい・れい)氏は元大女優だったが、自身も中国からの留学生として日本で学ぶとともに、中国人留学生の日本での生活を記録するドキュメンタリーを制作。フジテレビでは、そのドキュメンタリーを撮影する張 麗玲氏の姿を7年間かけて追い続け記録し、日中国交30周年記録番組で「中国からの贈りもの」として放映。

23は張 麗玲氏自身の中国人留学生を追ったドキュメンタリー作品