7年ほど前から月1回、私の住んでいる地元の地区の若手経営者の皆さんに、いろいろなことを学んでいただき、新規事業を立ち上げ、地域の活性に努めていただきたいとの想いから勉強会を開催している。今月は62回目を迎え19名が参加した。今回は、板橋区長を16年間務められた石塚前区長に講師を務めていただいた。区の行政を通じて学んだことについて、毎日書きためられた日記をもとに、その時に学んだ教訓についてお話をいただいた。その日記はノート207冊にも及び、板橋区公文書館に寄贈されたことから閲覧ができるという。 地区の長就任時に、ご自分に課したことは、 ① たばこをやめる ― 健康で任期を務めるため ② 酒をやめる   ― 健康で任期を務めるため ③ ゴルフをやめる ― ゴルフのプレー中に事故などが起きると対応できないと16年間節制した生活を送られたという。 ご在任中、現在国で行っている経営刷新を先取りした「板橋区経営刷新会議」を実施し、私も委員として参加した。当時から国の事業仕分けに近いものを地区の事業仕分けとして行い、その成果は平成18年の全国802市区調査で全国第2位に輝いた。  そして、区の行政を遂行するにおいて参考にされた書籍の一つに私の拙書「仕事で本当に大切にしたいこと」があると紹介いただいたことは大変光栄であった。 ① 自分探しの時間を持ち続けること ② 努力しない人には運は巡ってこない 運は、人の倍・十倍あるいは百倍努力して勝ち取る ③ ゆでガエル現象  自分の知らない間に湯だってしまい死んでしまう。また、三橋 規宏氏の「ゼロミッションと日本経済」では、日本一大気汚染が酷い場所といわれた大和町の交差点を、国の力をかり改善させた例を紹介いただいた。税収の減少と福祉費の増大により、地区の財政が厳しい状態であることから、塾生からは、自身の企業が活性化し、地方税を納めることが大きな貢献になると語っている姿は頼もしく感じた。塾生の活躍に期待したい。



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