心は穏やかですか? ブログネタ:心は穏やかですか? 参加中
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つながるということは生きるということ


こんなキャッチフレーズを冠した取り組みがあるのをご存知ですか?


リレー・フォー・ライフ・ジャパン http://relayforlife.jp/

がん患者と家族、あるいは遺族を支えるための活動です。
悪性リンパ腫という病魔で実の兄を亡くしたわたしは昨年ひょんな繋がりから知るに至りました。
当時品川のサロンにお越しいただいた方が応援してらっしゃるアーティストさんが関わってたことがきっかけです。

繋がるということは生きるということ

人との繋がりを商いにしている私にとって非常にこう・・・何と言いましょうか・・・「しっくりくる」そんなふうに響いた言葉でした。

私がいま療術家として生きているのと兄との死別は深い関わりがあります。


兄が亡くなる十数時間前。
私は真夜中の新宿を走り兄のICUへ向かいました。
兄が最後の闘いに入るまえのお正月。20日間ぶりでした。3年間の闘病生活の間、わたしが兄の病室をおとずれたのははじめて。
理由は二つ。兄の闘いを支えるために私が兄の仕事を引き受けたから。
病室で兄に会えば……、いつか現実になってしまう気がしたから。

意識が混濁した危篤状態。兄が最後の奇跡を見せる。

義姉の『あきちゃん。まあちゃん来てくれたよ。分かる?まあちゃん来てくれたよ。』の呼びかけに

悶絶と嗚咽しかあげられぬはずの状態の兄が
『まあちゃん。ごめんねえ。ごめんなさい。もう良いんだよ。まあちゃん。自分の好きなこと。頑張って。ごめんね』途切れ途切れ。焦点の定まらないまま私に告げる。最後なのに。これが最後なのに私に謝ります。

『気にすんな。どってことないさ』

そう言って私はICUを後にします。兄の代わりに闘ってきた、レストランのファイナルのオペレーション。私と兄のもう一つの最後の闘いのために。


まあちゃん←私の好きなこと。サッカーに明け暮れた少年時代。スポーツ障害で競技者生命を絶たれた経験を持つ私は療術の世界を目標にしていた。レストランで兄を手伝いながらスクールに通い、またはWワークに従事した。

兄が入院し悪性リンパ腫の診断を受け、長くて短い闘いに入ると決まった日。私は私の心に蓋をして私を殺した。兄のために出来ること。それが私の全てだった。料理に関して天才だった兄の仕事を引き継ぎ毎日ただただ必死だった。出来ないことの多さに愕然とする毎日だった。


闘病中まだ元気だった兄と酒を交わしたことがある。そのときに『政史さあ、なんだかんだ言って優しいじゃん?向いてるよ。マッサージの仕事。
俺はホラ、料理好きだし料理しか出来ないしね(笑)こんど退院したらさ。マッサージやんなね。でもさあ、料理嫌いになるなよ』
天才料理人の兄は実は保育園の保父さんになりたかった。料理同様に子供が大好きだった。

もし今、私がいち療術家として癒快家のいんちょに就いているのに理由や必然がいるとしたら、兄の遺言がその全てです。








そんな私が癒快家での縁有って出逢った一冊。

『がんの痛みを癒す』http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409387140X/mixi02-22/



個人的にいつかはまた癌と戦う方々の、また携わる方々の営みに関わりたい。

漠然と思いながら自分を信じ支えてくれるスタッフの営みや大切な存在のための毎日を送りながら

『つながるということは生きるということ』やはりまたこうして廻り廻る運命を感じ、今現在の日常の先ににあるものをしっかりと見据えることができた本です。








失った方々、失われてしまう方々にぜひおすすめしたい良書です。

この本で出会ったコトノハ

『“Not doing but being”何かをするのではなく、そばにいること』