設定の説明が長すぎて風呂敷畳み切れてない
文具だけだと不精な私は放置をしそうなので、読んだものをちまちま書きとめておこうかと。犯人やトリックに関するネタバレはしませんが、展開に対するネタバレはしてます。
今回は表紙のイラスト目当て(トーレス柴本さん)で買ってきた「バチカン奇跡調査官」シリーズ一作目です。
まーなんというか、設定の説明が長いね!バチカンもので最近読んだのはダン・ブラウンの天使と悪魔ですが、あれ以上に長い。ここまでくると冗長すぎる。
たしかにキリスト教の概念、知識、信仰とはという知識は宗教的知識の浅い日本人を対象とする場合必要ですが、ここまでこまごま長ったらしく描かれると退屈。
殉教者の説話にからめて殺人が行われていくんだけど、そのトリックや過程を説明しているのは最初の被害者ぐらいなものであとはものすごーーーくあっさりとまとめられてる。主人公の平賀くんが天才的すぎるのもあるが、相棒が空気になってるのももったいない。もうあいつひとりでいいんじゃないかな、という状態。
冗長な宗教解説はさておいて、一番気になったのは終わらせ方。おい、少年パート入れる意味はあったのか。
作品は主に
・主人公(平賀&ロベルト視点)
・少年(舞台となる学院の生徒)
・犯人(ちょっとだけ)
の3つだが、少年の存在意義は「学園の異常性を長々と説明する」というだけで、本人の個人的な悩みや環境やこれまでの経験はまったく必要なし。少年を読者側の視点に持っていきたかったのだろうが、せっかく思い入れをもって読んでたのに後半放り投げられて放置されてションボリする。あの子どうなったんだよ…となるのは仕方がない。
舞台ですが、アメリカにあるクリスチャンの学院が舞台です。ですがアメリカである必要がカケラも感じられないのはどうしてでしょうか。せいぜいUFOのネタを使いやすい、広いし田舎だから警察にバレないで隠ぺいできちゃうぐらいの必要性しかないと思います。アメリカらしさがまるでないんだから、別にええやんアメリカじゃなくて。
奇跡調査官というからには、個々の信仰がテーマとなるわけですが…平賀とロベルトの信仰心に関する描写がいまいち理解できない。まあロベルトは空気だったからさておいて、平賀の信仰心はせいぜい「弟助けてください」ぐらいであとは取ってつけたようにしか描かれていないのがなぁ…ほんとうに平賀が信仰心を持っているのか懐疑的にもなってきます。ただの妄想癖なのか信仰に厚いのか、はっきりしないままなので平賀は神父というより科学捜査をするただの探偵でも十分じゃないかなとまで思ってしまう。平賀君、キミ神父じゃなくても解決できたよね。
ロベルトの信仰心が揺さぶられるところも、そもそも「信仰熱心=神父である」という設定に頼っているのでこれもまた疑問だなぁ…ただの科学捜査官&古文書専門家のコンビでもなんら問題はない話でした。( ゚д゚)ハッ!それだと結局ダン・ブラウンのやつとかぶるのか!?
犯人についてですが、ある程度宗教と歴史の知識がある人間なら中盤でわかります。ミステリー慣れしてるともっと早くにピンときます。そして犯人像とそのバックグラウンドがまーこれが大雑把なたたみ方なので、急いでまとめてしまいました!こぼれてるけどそういうもんだから!というゴリ押しに近いです。インディ・ジョーンズに出てくる彼ら並の扱いですので、こまけえこたぁいいんだよ!って感じで理解した方がいいです。
奇跡調査官だから、キリストに関する奇跡を調査するわけですが…奇跡のバーゲンセールな学院で、更に安売りされている聖痕。あれ結局どういう扱いだったの?自己暗示によるものなのか、信仰が奇跡の形をとったのかを見極めるのが奇跡調査官だって序盤で言ってたのに、結局安売りされていた聖痕は何の意味もなく小道具扱いで終了しました。ナンダッタンダロウネ…
そんな感じでつついてみましたが、うーん、「★★★☆☆」ってところかな。実質2.5ですけど。キリスト教に関する知識・うんちくを楽しむものだと割り切ってしまえばいいんじゃないでしょうか。
本格ミステリーが読みたい方、ライトノベルっぽく主人公が活躍するところを読みたい方にはお勧めできない。
一応3巻まで出ているようなので、気が向いたら買います。
文具だけだと不精な私は放置をしそうなので、読んだものをちまちま書きとめておこうかと。犯人やトリックに関するネタバレはしませんが、展開に対するネタバレはしてます。
今回は表紙のイラスト目当て(トーレス柴本さん)で買ってきた「バチカン奇跡調査官」シリーズ一作目です。
まーなんというか、設定の説明が長いね!バチカンもので最近読んだのはダン・ブラウンの天使と悪魔ですが、あれ以上に長い。ここまでくると冗長すぎる。
たしかにキリスト教の概念、知識、信仰とはという知識は宗教的知識の浅い日本人を対象とする場合必要ですが、ここまでこまごま長ったらしく描かれると退屈。
殉教者の説話にからめて殺人が行われていくんだけど、そのトリックや過程を説明しているのは最初の被害者ぐらいなものであとはものすごーーーくあっさりとまとめられてる。主人公の平賀くんが天才的すぎるのもあるが、相棒が空気になってるのももったいない。もうあいつひとりでいいんじゃないかな、という状態。
冗長な宗教解説はさておいて、一番気になったのは終わらせ方。おい、少年パート入れる意味はあったのか。
作品は主に
・主人公(平賀&ロベルト視点)
・少年(舞台となる学院の生徒)
・犯人(ちょっとだけ)
の3つだが、少年の存在意義は「学園の異常性を長々と説明する」というだけで、本人の個人的な悩みや環境やこれまでの経験はまったく必要なし。少年を読者側の視点に持っていきたかったのだろうが、せっかく思い入れをもって読んでたのに後半放り投げられて放置されてションボリする。あの子どうなったんだよ…となるのは仕方がない。
舞台ですが、アメリカにあるクリスチャンの学院が舞台です。ですがアメリカである必要がカケラも感じられないのはどうしてでしょうか。せいぜいUFOのネタを使いやすい、広いし田舎だから警察にバレないで隠ぺいできちゃうぐらいの必要性しかないと思います。アメリカらしさがまるでないんだから、別にええやんアメリカじゃなくて。
奇跡調査官というからには、個々の信仰がテーマとなるわけですが…平賀とロベルトの信仰心に関する描写がいまいち理解できない。まあロベルトは空気だったからさておいて、平賀の信仰心はせいぜい「弟助けてください」ぐらいであとは取ってつけたようにしか描かれていないのがなぁ…ほんとうに平賀が信仰心を持っているのか懐疑的にもなってきます。ただの妄想癖なのか信仰に厚いのか、はっきりしないままなので平賀は神父というより科学捜査をするただの探偵でも十分じゃないかなとまで思ってしまう。平賀君、キミ神父じゃなくても解決できたよね。
ロベルトの信仰心が揺さぶられるところも、そもそも「信仰熱心=神父である」という設定に頼っているのでこれもまた疑問だなぁ…ただの科学捜査官&古文書専門家のコンビでもなんら問題はない話でした。( ゚д゚)ハッ!それだと結局ダン・ブラウンのやつとかぶるのか!?
犯人についてですが、ある程度宗教と歴史の知識がある人間なら中盤でわかります。ミステリー慣れしてるともっと早くにピンときます。そして犯人像とそのバックグラウンドがまーこれが大雑把なたたみ方なので、急いでまとめてしまいました!こぼれてるけどそういうもんだから!というゴリ押しに近いです。インディ・ジョーンズに出てくる彼ら並の扱いですので、こまけえこたぁいいんだよ!って感じで理解した方がいいです。
奇跡調査官だから、キリストに関する奇跡を調査するわけですが…奇跡のバーゲンセールな学院で、更に安売りされている聖痕。あれ結局どういう扱いだったの?自己暗示によるものなのか、信仰が奇跡の形をとったのかを見極めるのが奇跡調査官だって序盤で言ってたのに、結局安売りされていた聖痕は何の意味もなく小道具扱いで終了しました。ナンダッタンダロウネ…
そんな感じでつついてみましたが、うーん、「★★★☆☆」ってところかな。実質2.5ですけど。キリスト教に関する知識・うんちくを楽しむものだと割り切ってしまえばいいんじゃないでしょうか。
本格ミステリーが読みたい方、ライトノベルっぽく主人公が活躍するところを読みたい方にはお勧めできない。
一応3巻まで出ているようなので、気が向いたら買います。