運転手が5代目に

ジャカルタ生活7年目。先日、丸三年、我が家のファミリードライバーとして働いていたドライバーが辞めました。突然に。

会社にも、旦那氏にも、もちろん私にも事前に言わず、退職3時間前の告知です。

理由は、子どものが大きくなり、もっと稼ぎたいから、別の会社で働く予定だ、と。

困るー!困る!急に辞めるとか、ホント困るー!

久しぶりにインドネシア人あるある(勿論すべての人ではないけれど)の洗礼を受けました。

明日から来てくれる人を会社の総務(ローカル)が探し、旦那氏が急遽面談。取りあえず新しい運転手が決まりました(その新しい運転手については後述)。

丸三年というと、我が家のドライバーでは最長です。別に関係が悪かったわけではないし、道を知らない、鈍臭いという短所はあるものの、気が小さいので(長所としては穏やか)、本帰国まで働いてくれると思ったのになあ。
まあ、彼に理由があるのは仕方ないけれど、突然告知仕打ち、彼は単になんにも考えていないのだろうけれど、嫌がらせに思えるのが日本人の私です。


では、ここで一旦、我が家ドライバー歴をご紹介。

運転手① ヤンキー運転手
以前記事にしたけれど、まあ、手ぐせが悪かったので、速攻交換

運転手② 同じ世代の運転手
穏やかな運転手。特に欠点はなかったが、私が第一子出産帰国することにより、契約解除

運転手③ 寡黙なオジサン運転手
第一子を連れてジャカルタに戻ってからの運転手。まあ、びっくりするほど寡黙&無表情。一言も発せず(笑)
ベビ連れで、コロコロ運転手を変えたくなかったので、運転手としては問題ない彼を一年半ほど雇う。会社側のレンタカー会社変更に伴い契約解除。

運転手④ 気の小さい運転手
今回突然やめた運転手。
実は運転手④から、会社側がレンタカー会社を変更したため、契約。
日本人初対応。
良い人でした。
第二子出産帰国中も、契約解除せず、会社のオペレーションドライバーとして働き、私達の帰国後、再度ファミリードライバーに戻りました。第一子第二子も懐いていました。
後半はパサールサンタにコーヒーを買いに行ってもらったり、イオンBSDに日本米を買いに行ってもらったり、若干GoJek driverとしても活躍(勿論、チップは渡しています)。


さて、そんな突然辞めた運転手④にかわり、新しくファミリードライバーになった運転手⑤ですが、何というか、今までにタイプで、ちょっとまあ、私も戸惑っています。

私も、もともと話好きなタイプではないし、車内では静かにしたいタイプ。必要最低限のコミュニケーションは取りますが、それ以上はなし。そもそもドライバー&雇い主の関係なので、話し込む必要もないと思っています。

ただ、この運転手⑤は違うらしい。

一言でいうと、軽い。

まあ、年齢は40歳らしいですが。

彼は良く言えば、フレンドリー。悪く言えば、馴れ馴れしい、といった感じです。

昔、日本人駐在者に付いたらしく、挨拶程度の日本語ができるので、日本語をぶっこんできます。

「オッケ〜」←ローラ風
「もしもーし」←ハローでいいよ。。。
「ごめんね〜」←maafにしてね。

とにかく話していたいのか?車内でもいろいろ話してきます。英語で話したいのか?英語でもちらほら(運転手としては英語が話せる方だと思います)。

私は簡単な相槌をして、その後は静かにしてオーラを出すのですが、子どもに対しては、色々話しかけています。

「前のボスは台湾人だったから、ちょっとマンダリンを勉強したんだ〜」
「フランス語が1番難しいね〜なんちゃらなんちゃら」
「これからはニホンゴも勉強するね!」

はい、向上心があって良いと思います。


でも、先日こどもがポンドックインダー病院(Jクリニック)に行った時、所用が済んで、車に乗り込んだ後、衝撃なセリフが運転手から発せられてびっくり。

「小児病棟を探したんだけど、いなかったね〜どこにいたの?」

はい?なんておっしゃいました?

運転手なのに病院内に入ってきたとのこと。
ちょっと気持ち悪い。。。

その後、信号待ちしている際に、不要だといったのに、売り子からインドネシアの旗を自ら購入し、
我が子に差し出したり。。

疑い深い私としては、下心は何?と気になってしまいます(今回は有り難く頂いたけれど)。

病院帰りで単に励ましの好意だといいのですが、帰宅は、「ちょっと遠回りして帰ってもいい?」と聞いてくる辺りが、病人に対する配慮がある訳ではなさそう。
勿論、遠回りせず1番近い道で帰って、と言いましたよ。

第二子に対してはもっとメロメロ?で、「車だよ〜バスだよ〜」と話しかけてくるぶんにはいいのですが、「一緒にtaman(公園)行こう」というセリフ、完全に、アウトでしょう?
何で一緒に公園に行かねばならんのだ?

とはいえ、完全に、無視もできないし、私としては、こういうタイプの運転手に若干、動揺させられてます。
変に気分を逆上等させたくないしね(在留6年目で学んだ、彼らとの付き合い方)。

良い人なんだろうけれど、遠回りしたり、寄り道しようとしたりはちょっと困る(自宅周辺は私も大分詳しいし、そこはハッキリいいますが)。

面白いのは、この運転手もtuan(旦那氏)の前では大人しいこと。

ボス効果はやっぱりすごい。

とはいえ、運転手なしには日々の生活が成り立たないので、送迎感謝しつつ、お互いに歩み寄れたら、と思っています。

さて、これからどうなるかな。