理人side


「何が食べたいの?」


日本語話せるんだ…


「えーとね、、グミ♡」


上目遣いで、デレるなんて反則だよぉ〜


「ごめん、グミはない」


「そうなの…」

悲しそうに項垂れてるし…


「あ.明日、買ってくるよ

今日の夕飯はハンバーグって言ってたから

一緒に食べよ」


「ハンバーグ…♡」


一瞬でキラキラする笑顔にマジでやられる…


「お、俺の名前は理人、りひとって呼んで。

何て呼んだらいい?」



「ひろむって呼んでいいよ、理人♡」


ウギャ、マジで可愛い、、


キッチンから夕飯のハンバーグとスープとご飯。

1番小さな皿とティースプーン、あと、、

小さなコップにストローを用意して

母親に見つからないようにトレイに乗せて

二階に上がった


ハンバーグを見たひろむちゃんは

目をくりくりさせて、足をパタパタさせてる


小さくしたハンバーグを小皿にのせて

トマトソースをたっぷりかけた


「はい、どうぞ」


「ありがと」


小さな手でティースプーンを器用に使って

パクパク食べてる…口の周りはトマトソースで

真っ赤になりながら、モグモグと頬張って

美味しそうに食べてる…


「美味しい?」


「お、おいひい♡」


お、おいひい…だとぉ


「ゆっくり食べな」


うんうんと頷いて幸せそうな顔を見てると

部活のことも何か忘れてしまいそうだ


「明日は学校に行きたい」


「えー、見つかったら大変だからダメだよ」


「大丈夫、俺の姿は理人しか見えないから」


そうなの⁇