りひとside


駅前のカフェには、先にりなちゃんが待っていた

元々、可愛かったけど、、ちょっと大人っぽくなって驚いた、東京に行っただけで雰囲気が変わるなんて、やっぱり東京って当たり前だけどスゴイとこなんだな…


「久しぶり、メールありがとう」


「い、いえ、、こちらこそです」

少し、焦って話す姿に

内面は全然変わってないみたいで安心した


「あの、ですね、

これを預かってきました」


そっと、バッグから大切そうに2通の封筒を俺の前に出した


「これは?」


「ユリさんから、預かってきました」


「ユリさん?」


「えっと、ミステリアスのユリさんです」


「え…?」


確か、送られてきた写メにりなちゃんとユリちゃんが写ってだけど、あまりに非現実的で加工してると思ってた、、だってさ、大人気のガールズグループだし、CMにも沢山出てるし、昨日も音楽番組見てたら世界デビュー間近って言ってた。



ん?


封筒には

凄い達筆な字で


宣戦布告だ!

理人へ


どきどきしてきた…



俺はそっと受け取って封を開けた。