ディープ・パープル/ファイアボール1971年発売の5作目
名盤『イン・ロック』と『マシン・ヘッド』の間のアルバムで、セールス的にも、ファンの評価もいまひとつ高くありません。
『イン・ロック』と『マシン・ヘッド』の名曲群は、HR/HMの様式を確立しました。
バイブルと言っても過言ではありません。
前作『イン・ロック』の凄いところは、徹頭徹尾ハードロックを貫いたことろでしょう。
しかし、このアルバムで『イン・ロック』の延長線上にあるのは、1曲目の「ファイアボール」のみ
この時期、彼らはハードロックの様式というものにそれほど拘っていなかったのではないでしょうか。
「誰かの娘」など、幅広い音楽性がうかがえます。
『ディーペスト・パープル』大好きな人には不評かも知れませんが、味のある曲が並んでいます。
このアルバムの中で、ひときわ輝く「ストレンジ・ウーマン」は英国盤では、収録されていません。
この曲がなかったらと思うとぞっとしますね。
ツアーのハードスケジュールの中、短期間で作られた反省を活かし、次回作では、充分な作りこみを行い、楽曲至上&メロディ重視の歴史的名盤『マシン・ヘッド』を生みだすことに繋がっていくのです。