No.892 夏帽子亡き妻に会わねばならぬ蛍の夜 手を振れば妻も手を振る虹の上 野仏の口より吐きぬ蜘蛛の糸広島忌日陰日陰へ水走る雲ひとつなき広島に水を打つ海底の舟は動かず終戦日おほらかに白寿の母の嚔かな君が逝き初めて詠んだ君の歌君をこの世に引き留めたくて三回忌過ぎても君の法名が覚えられない 君は「純子」だ僕は獏だ。獏は夢を食ふが僕は思ひ出を食つて生きてゐる息苦しいほどの想いが溢れ出る一途さを覗き見してしまった罪悪感をおぼえ心苦しいのは何故だだろうきっと島田氏の芯に燻る情念に気圧されるからだろう島田氏の咽び泣きが聞こえるからだろう📚📚📚📚📚📚💕💕📕📕📕📕📕📕📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖💕💕📖いつもご訪問ありがとうございますまたお立ち寄りくださいませ(*⌒▽⌒*)