『鼓童』を聴きに着物着て


  11月3日(土)文化の日。マリンウエーブでの鼓童の演奏会にでかけた。五千円に悶々としていたら、和装で半額というイベントに遭遇。こりゃあ行くしかない!仕付け糸がついたまま三十年母の箪笥で眠っていた三枚を着付け練習用に貰ってきたところだったので、その中の一枚を着用。お師匠さんに着付けていただいた。  

 それにしても、大太鼓を連打する広背筋の美しいこと…美しいこと…




打打連打笛の加はる神無月
だだれんだふえのくわはるかんなづき
竜を呼ぶ鈴音一滴天高し
りゆうをよぶすずねいつてきてんたかし
金秋の天地の声や水巡る

きんしゆうのてんちのこえやみずめぐる







 

   


 

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2018年11月No.483    

                                       

≒≒ 主宰の一句 ≒≒

三師三様


  

紅葉晴れ古備前の壺陽に生きて   蒙古風

  

さんざんなことをして来し銀杏散る 誠 人

  

眼に見えぬ雨が降るなり島の秋   基 巳

 


    穂絮集



里芋の葉の重なりも見尽くして  昭 代

打ち寄せて打ち寄せて海秋となる ふみこ

暮れてなほ大地のぬくみ夾竹桃  千鶴子

あしあとのさらはれてゆく八月尽 祐美子

人の死はたちまち遠しさんま焼く 三 乗

刈ってきた草のなかから虫の声  水 車

歓喜天金水引が身の芯に     清 子

石の上にマッチの小箱つづれさせ 咲 子 

サンダルを咥へし犬や野分後   開 岳

送別の夜の裂け目のちちろ虫   一 貫

人よりも一歩遅るる韮の花    峰 子

青くわりん何か一言言いたまへ  美代子

草は実にひらく手の指足の指    里

縄文の女神の貌や鳳仙花     清 峰

 



同人特別作品 

    

つづれさせ


ひぐらしや草の匂ひの手を洗ふ 英 子

            



 

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  ~ しらなんだ ~     

           とある句会にて  

 

逍遥:しょうよう … 散歩

田鼠:でんそ   … 土竜(もぐら)の別称

鬼の子:おにのこ … 蓑虫(みのむし)

鬼柚子:おにゆず … 赤ん坊の頭ほどの大きさの柚子

山つみ:やまつみ … 山の神

   やまつみの「つみ」は示す偏・片仮名のネ・に氏)

                       ネ氏》……変換できネェェ…  えーん


海神:綿津見:わだつみ … 海の神、山つみとセットで覚えるといいかも

                       『聞けわだつみの声』…ご一読下さい


海桐:とべら  … 海辺に多い樹木

海境:うなさか … 海の境

 

 

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    いわしの島だより

 

 


 11月○日

 米寿の母が、連絡船から乗り合いバスまでの10メートル、7キロの米が重いと云うので島まで付き添った。

 昼一番の便で折り返す予定。昼食後まだ30分あるからと、ちょいと油断したら6分前。

 実家から港まで下り坂5分間猛ダッシュ!!!

 脚の前に胸が潰れた。ゼイゼイ…高校以来だわ… 。二日後いや、三日後が怖い

 

 

寄り道の島のてつぺん秋うらら

よりみちのしまのてぺんあきうらら

揚船のねぐらの雀石蕗日和

あげぶねのねぐらのすずめつわびより

哭きに行く海や黄落通り抜け  

 なきにゆくうみやおうらくとおりぬけ



 

              

 

  

   ……………


 

 

                          つづく


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