ネクラ猫 | otafuku-rubyさんのブログ

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おんなの
あまったるいこえ
耳の中をヌメリと滑る
湿度の多いこえ
愛でるのに
必要なのは
そんな匂う台詞より
その手のひら
土を掴むように
髪の毛をすくいとって
ならすように
大地を撫でて
簡単なことは
恐いくらいムズカシイ
汚いことは
何度でもやってくるのに
難しく難しく
壊すよ コトバ
言いたいことの半分も
まだ言えてない

あんな素敵な
夢を見たのに
コトバは薄く薄く
簡単な話になってしまったね
少し休もうか
遠くで聞こえた
遠くで聞こえた
もうそこには居ない


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捨てた想いに
ぶらさがる
ブランコ
行って帰って
ただ話したい
そんだけ
いやむしろ
寝息だけ
もう1回だけ
埋まった予定が
あたしを押し退けて
どんどん
前のめり
当人不在で
ブランコ
ブランコ
手を離せない
浮いた瞬間
飛び降りるとき
戻りたい
あんときに
戻りたい
戻りたい

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何度も夜
また夜
魔女に吸われる
今夜も
あいつが置いてった
この金槌で
いてまうぞ
ズガイコツ

きれいな指
しゃんとしたコトバ
その全てが
キラキラ緑色
ぞっとしてまた
いてまうぞ
ズガイコツ

あぁこの
指がいつか
見知らぬだれかさんに
盗まれて
独り立ちであのこを
掴まないだろうか

あぁだったらせめて
片目さんも連れていって
振り向いたその顔で
忘れるくらい眠りたい


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人様の
空きっぱなしの脇の下から
スルッと忍び込んで
こんにちは
不意討ちの魔法
あなたの左側

いつか
どこか
遠くにいったら
覗いてみて
左腕のその下に
シャツの折り目に
丸くなってる

遠くなら
たぶん
もう2度と

手を繋ぎ
指を繋ぎ
足を繋ぎ
体を繋ぎ
そんな風にきっと
魔法をかけないと
飛んでっちゃうから

明日を願い
今日を願い
昨日を願い
ちっぽけなことを
大きく広げて
靡かせながら
生きてるから

遠くなら
もしかしたら
きっと

魔法はもう
届かないかもしれない


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眠気の気だるさ
指がべたついて
酒にゆっくり冒されてく
感じないこと
もう少し
気付かないこと
もう少し

もうだいぶ前から
泣きたい
首の根元でつっかえてる
朝になって
また
同じようなこと
また
1人で眠るのに

思わないこと
少しでも
そんな風にしてたら
朝も夜だよ
ずっと夜だよ
永遠に消えない
月を見ている

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