【師のブログより】


阿弥陀如来根本陀羅尼を七遍唱えれば、十悪四重五無間罪を滅して、一切の業障が消滅するともいわれ、二十一編唱えれば、根本罪が消滅するともいわれています。

また、千編から一万編を唱えることで菩提心(悟りを目指していく心)を忘れることが無くなり、即身に阿弥陀如来と三摩地の境地(阿弥陀様と同じ域)に達して、死後は極楽の上位である上品上生に生まれる事が出来るともいわれています。

阿弥陀如来の真言を「オンアミリタ テイセイカラウン」と十万編程お唱えすれば阿弥陀如来を見ることが出来るとされ、極楽に生まれる功徳があるとされています。

あくまでも、真言の功徳には前世からの業も関係してくることかと思うので、功徳や利益には個人差があることかと思います。

阿弥陀如来根本陀羅尼は真言宗では葬式や通夜、年回忌などでよくお唱えいたします。

故人に対してお唱えすると、成仏に向かわせることが出来るぐらい凄い利益があるとされています。

上記に説かれている利益は様々ないわれの中での話もありますが、やはり、自身でお唱えをして祈ってみて修行をしていくことで、自分でご利益をいただいてみないとわからないものかと思います。

修行をしてみたら必ず神仏のご加護が見えてくるように思います。

阿弥陀如来根本陀羅尼を習いたいのなら、各真言密教の寺院で阿闍梨の指導をいただいて、学ばなくてはいけないのです。

何故なら、密教には厳しい掟やルールがあります。

独学は越法(おっぽう)という罪をいただいてしまう可能性がありますので、危険だったりいたします。

なので、器がないといけないですし、しっかりと諸師の方々に口伝にて伝授をしていただかないと、利益が出てこなかったりするんです。